もはや早坂は何の抵抗もしなくなっていた。
何匹も中に出され、その度に絶頂した少女は、
だらしなく股を開ききって、次なる受胎を待つ。
幼虫たちの詰まった腹は大きく膨れ、
納まりきらなかった幼虫たちが惨めに溢れ、
早坂の肢体の上で力つき息絶えている。
子宮の奥深くへ直接元気な肉のナメクジを
打ち込まれる衝撃は、重ねてイくほど快感を増し、
自我を失っていった。
一通りに輪姦された早坂は怪虫たちに囲まれ、
その中心で喘ぎ悶えている。
「…あ、 ぁ、 ぅ… ぅえぇっ!」
暴れる腹の底を抱えて嘔吐。
「(殺して殺して殺して!!!)」
頭が割れそうだ。
全身を灼かれている。
恐怖と絶望は臨界点を超えた。
五感が鋭敏になって混乱。
精神が壊れる。
精神が壊れる。
その時、
凄まじい衝撃が次元を揺らした。
鼓膜が破れるほどの轟音が爆発し、
感じるすべての存在がねじ曲がったようだった。
「ーーーーー ー ー ー 」
激しい地震が早坂を弄んだ。
幼虫たちが生まれていく。
しかし、その産声の嵐は、
早坂の耳に届いていたのだろうか?
早坂は白眼を剥いて笑っていた。
落ちてくる天井片に何匹かの怪虫が押し潰され
臓物を飛び散らせていた。
世界が終わるようだった。