<飼育係 〜みんなの歌〜>

 

初めて●●くんと出会ったのは、私がまだ飼育係になる前です。
初夏、曇り空の月曜日。いつものように登校すると、
先生方が生徒たちを体育館のほうへ誘導していました。
みんな騒然として、すぐさま事態を飲み込めずにいます。
先生の声に耳を傾けると、どうやら西校舎に“ドウテイダイオウ”が現れたとか。
そのとき、
生徒の中から「きゃあ」という悲鳴が聞こえました。
思わずその生徒が指差す方向を見ると、
校舎2階、窓の下のところにへばりついている黒い生き物と目が合いました。


それが、私が初めて目にしたドウテイダイオウの●●くんです。
一時的に見つめ合うカタチになった私は、
あの濁った目玉の奥にある表し難い闇にすくんで動けませんでした。

やがて、教室の窓を開け身を乗り出し、マスクとゴム手袋をした先生たちに
モップの柄でつつかれ、1階の花壇へと落ちたドウテイダイオウは、
数人の男性教師にブルーシートを被せられ
乱暴に取り押さえられていました。

その日の朝は、学校中でこの出来事が話題になり、
ドウテイダイオウのことを「怖かった」「くさかった」「キモかった」などと
目撃者の情報で盛り上がりながらも、少し遅れてから授業は開始され、
その後も特に先生からの状況報告はなく、普段通り下校しました。

 

翌日です。私は学校から視聴覚室へ呼び出しを受けました。
そこには誰もいなくて、教室の校内放送用スピーカーから
性別もわからないような無機質な機械の声が流れてきたのです。

=中等部2年A組、睦月 優(むつき ゆう)だな=

「…はい」

=今日からドウテイダイオウの飼育係に任命する=

「え?」

視聴覚室のプロジェクターに映像が流れはじめます。
それは、ドウテイダイオウについての説明でした。

ドウテイダイオウは、元々人間でした。
30歳を過ぎても、それまで性交渉したことがない、
女性からまったく承認されなかった男性が、枯渇と絶望とで打ちひしがれて、
肉体が拉げ、知性は衰え、醜く変容してしまった人たちのことを指します。
医学的にも原因は不明で、あまりに人間の頃の面影もなくなってしまい、
理性もなくし、徘徊などの社会問題に発展していました。
ある種、現代の妖怪のような存在なのだと説明しています。

=彼等はここ数年、なぜか日本で急増しており、
 すでに人ではなく、悪臭を垂れ流す不快害虫として、駆除されてきました。
 しかし、我が校は、ドウテイダイオウ問題を
 ソフトに解決すべきだと考え、飼育係制度を作ったのです。

 特別支援学級棟“G組”に、全国から集められた、中でも特に悲惨な姿をし、
 重度の知的衰退に至ったドウテイダイオウ38匹のクラス。
 そこへ飼育係に選ばれた容姿端麗な女子が1人配属され、学園生活を送る。

 ドウテイダイオウは、辛く苦しい思い出以外に何もなかった
 2度と帰ってこない青春時代を、もう一度、女子に承認された
 甘美で健やかな学園生活として再経験することで、男子をやり直す。
 失われた“男”としての自尊心を取り戻し、
 ドウテイダイオウを脱するシステムになります=

それが飼育係制度のコンセプトでした。

「なぜ私なんですか? 拒否権はありますか?」

=本来は、求められる女子像と、献身の教育、ストレスコントロールなど
 1ヶ月程度のトレーニングを詰んでから臨んでもらいたかったのですが、
 前任者はトレーニング中に失踪し、昨日朝のドウテイダイオウ出没事件をもって、
 もはや一刻の猶予もないと判断しました。
 申し訳ないが、今日、あなたにブッツケ本番でやってもらいます=

私の質問には答えてくれず、機械の声は冷酷に
言いたいことだけ言い切ると、ほとんど脅迫的に同意を迫りました。
両親のこと、これからの生活のこと、いろいろな権利について不明瞭なまま、
私は飼育係を引き受けさせられたのです。

 

<1日目>

午前中は、視聴覚室で飼育係の基本をレクチャーされました。
とにかく重要なのは、彼らのすべてを “受け入れる” こと。
ドウテイダイオウは自らの主張が受け入れられた経験が少なく、
拒否され続けてきたから、自尊心が育たなかった人たちの末路です。
飼育係は、ただ義務的に彼らを受け入れるのではなく、
その主張や要望、我が侭など、受け入れることを、
私は嬉しく、喜びを感じ、感謝しているという姿勢が必要だと言います。

また、彼らは青春時代をやり直すのだから、
同じクラスメートとして接すること。
30歳以上、中には40歳を超えたモノもいますが、
全員「〜くん」付けで呼ぶようにすること。
ドウテイダイオウという名称も禁止で、
「みんな」とか「男子」などで言い表すこと。

私は飼育係用に用意された分厚いマニュアルの注意事項を読み返し、
スピーカーの解説をノートに取りました。
そこで初めて知る飼育係のやることは、目眩がするほど常軌を逸して変態的。
クラスみんなで運動会や学園祭をやったりするような青春ごっこなどではなく、
徹底的に性欲処理へ特化したルーチンワーク。
しかも、ただ肉体労働するだけではなく、精神的アプローチが重要で、
とてもじゃないけど、私に務められる自信はありません。

給食を食べ、少し休憩した後、私は特別支援学級棟“G組”へ向かいました。
そこは、侵入禁止(あるいは脱走禁止)のためのフェンスが2重に張られ、
頑丈な専用門の奥にあります。
一般校舎と違って整備されていなくて、草木が生い茂り、暗くて静かです。
昭和に閉鎖された旧宿舎を再利用しているらしく、一見、廃墟のようにも見えます。
教室は“G組”1つだけ。廊下に面して“G組”の隣が用具倉庫と、私用の個室。
トイレは男子トイレのみなので、そこが供用ということでしょう。
教室の外には6畳ほどの小さいプールと、シャワーが2本立っていました。
更衣室はありません。

この特別支援学級棟には教師がいません。
用務員さんも守衛さんもいません。
男子38名と、女子1名のみです。
これから、私たち39人の学園生活が始まります。

ガラガラ…ガガッ

立付けが悪い教室の戸は、途中突っかかり半開きのまま止まってしまいました。
中は暗く、異臭が鼻を突きます。
お父さんからする加齢臭より強烈で、なんというか…生臭い。
私は思わず顔をしかめましたが、すぐ無理矢理に笑顔を作って、
半開きの戸の隙間を、体を平にしながら通り抜けました。

そこに38匹の鬱屈とした形相が集合していました。
歪に黒ずんだ容貌に、黄色く濁った魚のような大きな眼球が
ギョロっと私を凝視している。
教室に机や椅子はなく、床一面に体育マットが敷き詰められているだけ。
クラスのいたるところから、“うー”とか“あー”とかいう嗚咽が聞こえます。
すくんでしまいそうになる足を無理に進めて、私は教室の壇上に上がりました。

黒板に白いチョークで名前を書きました。
字が読めないほど知能が退化している人がほとんどなのですが、
ここは型から入ったほうがいいだろうという学校側の教えです。

「みなさん、はじめまして。私は 睦月 優 と言います。
 今日からこのG組に転入してきました。
 このクラス唯一の女子です。
 趣味は歌うこと。自分で作詞とかもしています。
 仲良くしてください。よろしくお願いします!」

私の自己紹介を、無反応でただ眺めている者、奇声を発する者、
興味津々で身をくねらせる者、パニックで過呼吸になる者、
さまざまでした。
私は息を吸い込んでから、ノートに書いた台詞を読み上げます。

「さて…、男子のみなさんは、ずぅっと全裸なんですよね。
 それはみなさんが、畸形状態だから、腕や足の本数が違ったり、
 部分部分で欠損や肥大箇所があったりするため、
 衣服が着用できないんですよね。
 だから、私もクラスの一員として、同じになろうと思います」

私はノートを置いてから、上履き、スカーフ、セーラー服、
そしてプリーツスカートの順に脱いでいきました。

「ほら、このブラジャーとパンツ…可愛いでしょう。
 ママと一緒に買いにいったお気に入りなんですよ?」

と言いつつ、たどたどしい手つきで、その下着も外していきます。
男子たちは、露になる肌色の面積に生唾を飲み込み、
特に下着の下にあった部分を、食い入るように凝視してきて、
私は、顔から火が出るくらい恥ずかしいのをひたすら我慢です。

「えへへ、すっぽんぽんになっちゃいました♪」

脱いだ制服や下着をキレイにたたんでから、
壇上で頼りなく前屈みに立って、私は説明を続けました。

「私、きっと、顔真っ赤ですよね…。
 午前中に勉強したんですが、思春期の性差を意識しはじめた、
 今くらいの時期が、異性に裸を見られることを
 一番恥ずかしがる年頃なんだそうです。
 初潮は2年前に迎えてるし、おっぱいも膨らんできたし、
 下の毛はまだないけど…“こころ”も“からだ”も、
 しっかり女の子になってるんです」

私は胸や股間を隠していた自らの両手を、震えながら上げて、
まるでお巡りさんにピストルを突きつけられている犯人みたいでした。

「あ…あの…、どうですか? 私のからだ、よく見えますか?
 小さいけど、ちゃんとおっぱいあるでしょう?
 大きいのが好きな人にはゴメンナサイ!
 このおっぱい…まだ発育途中だから、
 服が擦れただけで痛いくらい敏感なんですよ。

 これから…みんなのところ、順繰りに回ります。
 だから、誰にも、さわらせたことのない
 この未開発のおっぱいを、さわってみてください」

私はまず、教室の窓際手前の男子のところへ歩み寄りました。
男子は全員その場にへたり込んで、
おちんちんをギンギンにしています。

「はい、どうぞ…えっと…」

=■■=

教室のスピーカーから機械的な声がしました。

「■■くんだね♪ 睦月です、よろしくね!」

私は■■くんの右手をとって自分の右乳房へ置きました。

「んっ…揉んでみて」

私が■■くんの手を動かして揉み揉みさせます。

「どう? 去年まではまだそんなに柔らかくなかったけど、
 最近はやっとふんわりしてきたんだよ、■■くん。
 これから顔と名前、ちゃんと覚えるからね」

次は目を血走らせて息を荒げる▲▲くん。
▲▲くんは両手全体で両乳房をぎゅっと掴んできました。
「ひゃぅっ!、、、ん、、
 ご、ごめんね…変な声出ちゃった。
 さっきも言ったように、女の子の、とっても敏感なとこだから…、
 他のみんなも、私、きっと声出ちゃうと思うけど…
 気にしないで思うよう好きにさわってね。
 みんなに、“女の子”を知ってほしいから…」

次は…●●くん。
昨日、校舎の壁面にへばりついていたあの彼です。
●●くんはおっぱいではなく、私の顔をじっと見つめていました。
私は一時沈黙してから、照れ隠しのように●●くんの顔を
自分の胸に埋づめ、頭をなでなでしました。

「昨日は先生たちに棒で突かれたりしてひどかったよね。
 もう怖くないからね〜」

私は両腕を脇からきゅっと閉めて、無理矢理谷間を作ります。
●●くんは震えたまま、一言も発することはありませんでした。

その後も男子38名にさわられた未成熟なおっぱいは、
初めて男に弄ばれ、赤く火照ってじんじんしています。

「みんなどうでしたか? 同じ組の女子のおっぱい
 さわった感じは…やっぱり小さくて物足りないですか?
 でもねぇ〜…」

私はポーチから首輪を取り出して自分に装着しました。
首輪には、一般校舎で各クラスが持っている備品用の
組札が付いていて、私の字で“G組”と書かれています。

「首輪なんて、なんだか犬みたいですよね。
 これは私がG組みんなのものだっていう証なんです。
 私たちは39人で1つです。
 このおっぱいだってG組みんなのものですよ。
 教室で亀を飼ったり、トマトを栽培したりするのと同じように、
 これから男子みんなに毎日このおっぱいを使ってもらって、
 大きく育っていくところを、G組で観察していきましょう♪

 男子は、どんなに苦しくて、哀しくて、寂しくて、
 落ち込んでいるときでも、おっぱいを揉んだり吸ったりしながら
 ぎゅっとされると、そんな気分も随分和らぐんだって聞きました。
 おっぱいは2つしかないから、全員いっぺんには癒せないけど、
 好きなとき、好きなだけ揉んだり吸ったりしていいですからね。

 それでは次の時間、10分間の休み時間を挟んでから、
 今度は女子の性器について知ってもらおうと思います」

私は教室を出ると、大きく何度も深呼吸してから、
脱いだものとポーチを個室へ移し、
備え付けの給水機のペダルを踏んで水を飲んで、
少し気持ちを落ち着けました。

「(いよいよロストバージンか…)」

ボツボツと割れた音で授業開始のチャイムが響く頃には、
私は教室へ戻っていました。

「知ってる人もいると思いますが、
 みんなについているおちんちんが
 私にはありません。
 代わりにおちんちんを入れるところがあります」

私は教壇に腰を下ろして、その部分がよく見えるように開脚しました。
恥ずかしくて恥ずかしくて、内股が震えています。

「大人になると陰毛が生えて黒づんでくるらしいけど、
 私はツルツルだからカタチも見えやすいし、色もキレイでしょう。
 もっと寄って間近で視てください」

破裂しそうな自分の鼓動を、必死に無視しながらスピーチを続けました。

「ほら、おつゆが出て濡れてるのがわかりますか?
 みんながおっぱいさわってくれたから、こんなに感じてるんですよ?」

女性器の仕組、各陰部の名称、どこにおちんちんを入れるのかなどを、
自分の両手の指で開き・弄りながら丁寧に解説していきました。

「それじゃあ実技に入りたいと思います。
 私は正真正銘の処女です。私の穴の奥には処女膜があって、
 誰も他の男子を受け入れたことはありません。
 これからこの純潔を、G組のみんなに捧げたいと思います」

恐怖のあまり少し声が裏返ってしまいました。
それでも、逃げ出すわけにはいきません。

「だけど…さすがに38本のおちんちんは同時に入りません。
 なので最初の貫通は、男子の代表にお願いしたいと思います。
 代表はもう決まっているんです。
 リーダーシップのある人でもなければ、責任感のある人でもありません。
 知能テストで一番低い判定が出て、協調性もなく、最低能だと
 学校が判断した××くん! あなたです!」

××くんは顔面左上から別の顔面が飛び出した畸形種で、
ヨダレを垂れながら、自分でシコシコしていました。
私は教室中央で、××くんを引き込んで下に仰向けになり、
おちんちんの先端を私の秘裂へ押し付けました。

「××くん、腰を押し込んでおちんちん突っ込んじゃお!
 私が上になってもいいけど、やっぱり童貞奪われるより、
 処女奪いたいよね?
 これから先、もう××くんのことバカにするやつはいないよ。
 俺が最初の男だ! って自慢しちゃおうよ。
 俺が睦月を女にしてやったんだ ってさ…」

××くんはぎこちなく腰をねじり、徐々に奥へと侵入してきました。
膣圧で皮が剥け、露出した先端が処女膜に密着した瞬間…。
「いいよ、××くん! 私の初めて…奪って!」

ズドン!

重心をかけて一気に子宮まで貫かれた私の幼い莟は、
太い異物が上がり込んできた衝撃と、破瓜の痛みとでわなないています。
みっちり根元まで突っ込まれたままお互い硬直してしまい、
私の膣は、握りつぶすつもりかというくらい
××くんをキツく絞め上げて放しません。

「あ!、、ぁアッ! み、みんな観てる!?
 同じ組の女子が、目の前で処女喪失するところ…、、
 いっ、、、たィぃいいぃィ〜、、、くぅう!
 今、みんなのおちんちんで奪われたからね!
 G組の男子全員のおちんちんで貫かれたんだよ!」

私も××くんも涙が溢れていました。
生の性器が、肉と肉が絡み合って、絶望的なまでに一つです。
そして、腰をスライドさせる余裕もなく、あっという間に…

どびゅうっ!!

「んひぃっ!」

無垢だった赤ちゃんの出来る部屋は、一瞬で汚濁にまみれました。

「(うぁああぁあっ! 出てるぅ! 怖いよぉ! 赤ちゃん出来ちゃうよぉ!)」

××くんのおちんちんが私の中でびくんびくんと射精し続ける感触と、
××くんそっくりの、おぞましい姿の赤ちゃんを孕む妄想とで、
私の心はぐしゃぐしゃになっていましたが、
それでも一生懸命、学校から任命された役割を全うしようと言葉を紡ぎます。

「お、、、あっ、ありがとう…××くぅっ、、、ん、、!!

 ハァ、、、ハッ、、ハ…、、ハァ…、、、ふぅ…
 一生懸命射精してくれてるの…嬉しいよ、、頑張ったね…
 童貞捨てるの怖かったよね、、最後までしてくれて嬉しい、、、よ…、」

胎内は打ち込まれた粘度の強く熱を持った胤で満たされ、
××くんも、わけもわからず放心しているようです。
これで終わりにすることもできそうだ…と、考えもしました。
でも、学校の指示では、これが始まりに過ぎません。
まだあと37人。
一週間で必ず38人全員と関係すること。
私はきっと壊れてしまうかもしれないけれど…それでも私は…。

「まだ…私は…処女…捧げてる最中だよ?
 今すぐ私とセックスしたら…みんなも集団強姦で処女奪った1人になれるよ」

目を血走らせた▲▲くんが、刹那的に私にしがみついてきて、
出されたばかりの穴へおちんちんを突っ込み、間髪入れず射精しました。

「あっ!、、、んぅ、、、童貞卒業おめでとぉ、、、
 転入してきたばかりの女子に、、生で…中出ししてやったね、、、
 避妊なんかしてない健康的な膣だから…安心して出し切ってね♥」

※※くんも挿入と同時に発射し、赤ちゃんの産声と馬の嘶きを合わせたような
奇怪な鳴き声を上げながら、腰を押し込んできました。

「わ、、私は、“早漏”とか“下手”だなんて、絶対思わないよ、、、
 みんなが一番気持ちのいいタイミングでイッてくれるのが嬉しいから…ね?」

こうして午後の授業いっぱい、私はかわるがわる輪姦され続けたのです。
一気に来られたら私 対 複数になってしまう心配もありましたが、
男子はなぜか順番を待ち、我先にと他の男子を押しのけるような者はいませんでした。
それでも、やっぱり私には荷が重く、16人以降は気を失って覚えていません。
全員中出しできたのか、1人で何度も出した男子もいたかもしれないし、
とにかく壮絶な処女喪失でした。

気づいたときはもう夜の8時をまわっていて、
私のおなかは、見てわかるくらい精液でもっこりと膨らんでいました。
内股は処女喪失の血痕と、おびただしい白濁で汚れています。

私は這うように教室を出て、
男子トイレまでの廊下、たった数メートルを四つん這いに
休み休み移動しました。
子宮が熱くて重くてざわざわします。
この不快感は、今までの人生で経験した何事より酷いものでした。
ショックのあまりトイレの便器に嘔吐してから、
子宮の中に溜まった精子たちを押し出し、水で流しました。

トイレの窓から木の揺れる音、廊下の非常灯がピリピリ明滅する音、
そして男子たちのイビキが聞こえます。
涙の跡で引きつっていた私の頬には、再び涙が流れていました。

これが私の、飼育係初日です。

 

 

<2日目>

昨夜は、ひとしきり泣いた後、私用の個室で夜ふかししていたのですが、
深夜2時を回ったあたりで心折れ、眠りにつきました。
夜中にうなされて何度か目が覚めたりもしましたが、
意外もに睡眠はとれ、朝7時に起床。
プールサイドでシャワーを浴び、配給のサンドイッチを食べて、
遅刻することなく朝8時前にはG組に登校していました。
ずっと教室の隣にいるので、登校というのも語弊がありますが…。

「おはよ〜♪」

私の挨拶に、男子は相変わらずまちまちな反応を示しています。
とりあえず全員起きていて、昨日散々私としたことなど
おくびにもかけないような態度の男子もいれば、
明らかに私を見る視線が、いやらしいものに変わった男子もいます。
昨日の今日でアソコが痛く、ひょこひょこ歩きになりながら
今日も全裸に首輪の姿で壇上に上がりました。

「みんな、昨日はスッキリして、よく眠れたかなぁ。
 私はね…ちょっと夜ふかししちゃった…。
 なんでかわかる?
 それはね、、、じゃ〜ん! これを書くためでした」

私は数枚に渡る作文用紙を開いて、みんなに見せました。

「昨日の体験を作文にしてきたの。
 ほら、あんな怒濤のセックスじゃ、
 わけもわからず終わっちゃった感じがするでしょう?
 だから、ちゃんと、昨日のことを忘れないために書いたんだよ!」

学校側は私に、日直の仕事を命じました。
日直は日々交代するものですが、出来る者が私しかいないため、
私だけが毎日日直をやることになっています。
朝一番の仕事は、昨日の出来事をまとめて報告することでした。

最初、報告の作文なんてレイプされるよりずっと楽だと思っていたのですが、
これが本当に、何度も心が砕けそうになるほど苦痛を伴う作業で、
私はさっきまで自分が何をしていたのか、これから何をしていくのかを、
書くことで状況をより正確に理解し、確認し、絶望します。

ただ出来事を伝達・共有するだけではなく、
中出しされた感触や、そのときの気持ち、感想などを丁寧に描写し、
しかもそれらのすべてに対して好意をもって、肯定しながら書かなくてはなりません。
絶対にネガティブなことは書けないのです。
そして、それを、まさに昨日私を陵辱した挙げ句、中出ししたクラスの男子たちの前で
声を出して朗読させられる恥辱は、たまらなくて、たまらなくて、
消えてしまいたくなります。

「よく男の人は、行為が終わったあと、“よかったか?”って
 聞いちゃう人いますよね。G組の男子もみんな知りたいのかな〜って思って、
 だから、これから毎日、1時限目は私による昨日の感想を発表する時間になります」

もちろん、“よかったか?”に対して、
私は“よかった”しか答えることを許されていません。

「○月○日、月曜日、くもり。
 今日はG組のみんなと自己紹介しました。
 私はすっぽんぽんで、みんなに順繰りにおっぱいをさわってもらいました。
 私のおっぱいは大きくないけど、それでもみんないっぱいさわってくれました。
 その後は、私の大切にとっておいたバージンを、、、男子みんなで、、、
 貰ってくれました、、、」

羞恥心のあまり手に力が入り、握る作文用紙がくしゃっとなります。
震えながら読み上げる、首輪以外に何も身につけていない私を
男子たちはじっくりと視姦し、昨日の(強制的な)合意の上でのレイプに
確かな実感と、優越感を得ているようでした。
昨日まで小動物のようだった男子たちの何人かは、私を犯し、中出ししたことで、
上下関係が決まり、私を性欲処理の対象としてハッキリ再認識したみたい。

男子はよく、女子とセックスした後、急に女子が“自分のものになった”と錯覚し、
横柄な態度になることがあると聞きます。これはその典型でしょう。

「女子にとって忘れられないセックスは、
 初めてしたときと、初めてイかされたときだそうです。
 さらに、強姦は一生消えない心の傷になるし、
 中出しは、とくに孕むことに恐怖感を持っているとき、
 強く印象に残るんです。私は昨日、クラスのみんなと
 この全部を体験しました。
 一生、忘れられない記憶として焼きつきました」

変な汗がにじんで、震えが止まりません。
男子全員が、私の声、姿、心の中まで舐めまわすように悦しんでいるみたいで、
胸の奥が痛みを伴うほど苦しく締めつけられています。

「みんなが30年、40年と大事に守っていた童貞を
 私にくれて、改めてお礼を言います。
 おちんちんが私の膣深く挿入されたとき、
 それが包茎でも、右曲がりでも、血管ボコボコでも、
 大切な個性だから、愛おしくて膣がぎゅうぎゅう締めちゃいました。

 そして、みんな射精するときは、ぜ〜んぶ子宮の中へ注いでくれました。
 どく、どく、どくって、温かくてベトベトの精子が流れ込んでくる感触は、
 命を植え付けられているような、、、感動的な瞬間です。
 男子も、出しているときの切ない声や、、、必死な顔を思い出すと、
 愛しくて、、、、嬉しくて、、、、」

ここで声が詰まります。
背筋にぞわぞわとした悪寒が走り、思わず口を手でおおいました。
思い出したんです。
昨夜、うなされて目覚めたのは、あの、≒≒くんの顔。
醜悪なほど情けなく歪んだ、射精中の≒≒くんの顔が悪夢に出てきたんです。
直視に堪えないおぞましい形相。
その遺伝子を受け入れてしまったことで一時は恐慌状態となり、
私は自分を抱きしめるような格好でその場にうずくまりながら、
ママ、パパ、助けてと泣いて、泣いて、か細く救いを求めていたのです。

その≒≒くんが、今、作文を朗読している私の正面に座り、
私の下腹部を矯めつ眇めつしています。
それは、仕込んた子種の群れが、卵子目掛けてうようよと泳いでいる様子を
透視しているかのようでした。

「あ、、、えっと、、、≒≒くんは、私に中出ししてくれているときの顔が、、、
 ちょっと、、面白い表情で…可愛かったです、、、」

私は込み上げる吐き気を捩じ伏せて、精一杯、へたくそな微笑みを浮かべました。
これが昨日の出来事のすべて…これで終わり!…と言いたいのですが、
1時限は50分あります。まだまだ、これを続けなければなりません。

「みんなが臆せず私の子宮の中に、生で直に出してくれたおかげで、
 昨夜、私のおなかはあったかい生命の素で満腹にふくらんでいました。
 それまで、私は自分の中に子宮があるなんて実感はなかったけど、
 確かに熱とねばりとで下腹部が重くなって、あぁ…私のここに
 ちゃんと子宮があるんだって実感できたんです。

 今はほら、おなかへこんでるでしょう。
 おなかを押して、濃ゆ〜い精子をドロドロ外に出して、
 そこで改めてみんなの精子を見たんですけど、
 最初カルピスみたいだなって思ってたら、
 後からジャムみたいなのが出てきてびっくりしちゃった!

 えっと、中出しされている瞬間は、、もちろん出されてるのが実感としてわかります。
 わかりすぎるくらい強烈な感触です。あぁ、私は今、完全にこの人のものに
 なったんだなっていう恍惚…。所有欲の逆で、所有されることの悦びっていうのかな…。
 生涯絶対忘れることのできない、最高の処女喪失体験でした♪」

その後も残り時間もたっぷり、中に出されているときの体感や心境を
事細かく説明し、しっかりと感謝の気持ちを男子たちに伝えると、
締めくくりの宣言を言いました。
この宣言は、初日に暗記させられたもので、これから毎日報告の最後に誓う言葉です。

「それでは今日も一日、私といっぱいHして気持ちよくなりましょう。
 私はいつも、全裸に首輪で待っています。
 教室で、廊下で、トイレで、プールで、屋上で、
 好きなときに好きなだけ好きにしてください。
 ピルもゴムもありません。避妊は一切しないことをここに誓います。
 タマタマに溜まった精子は、全部私の子宮に出してください。
 男子みんなの精子は、赤ちゃんを作るためにあります。
 私の子宮は、男子みんなの精子で赤ちゃんを作るためにあります。
 私を孕ませて、パパになってください。
 絶対に堕ろしたりしません、妊娠したら必ず産みます。
 育児で迷惑はかけません。私が全責任を負って、
 一生かけて一人で育てます。
 だから安心して、無責任に子作りセックスしてください」

これを1時限目の終わりに毎日です。
チャイムが鳴り、休み時間を挟んで、次の授業が始まります。

 

「さて、2時限目は保健体育です。
 妊娠のメカニズムについて説明します」

知りたくもないけど、知らなければ人に教えることはできません。
言葉のわからない男子たちに、私自らの肉体を開いて解説していきます。

「と、いうわけで、受精→着床→妊娠という流れになるわけです。
 ここでこの一覧表をみてください」

私は昨夜自作した、私の生理周期早見表を黒板に掲示しました。

「ほら、ここ、丁度3日後が排卵にぶつかる期間です。
 今週は中出し強化週間ですよ。みんなで卵子目掛けて当てに来てくださいね」

言葉はわからないはずなのに、気持ちのいい生本番の子作りセックスができて、
どうしようもない自分の子孫(分身)が作れて、勝手に育ててくれるという状況を
それとなく察した男子たちは、徐々にオスとしての本能を沸き出させ初めていました。

G組の男子たちは、何か行動を起こして、過ちを犯してしまったとき、
責任がとれずに動けなくなってしまったケースが多いそうです。
自発的な行動には成果もあるけど責任もある。当然のことだと思います。
だから、責任は全部、私が負うことを理解できれば積極性が出て来ます。

それを思うと、ちょっぴり哀しい人たちだなって感じました。

 

「3時限目は発声練習です。
 男子みんなに覚えてもらう言葉は2つだけ。
 今日はそれを挨拶のように毎日使っちゃいましょう」

初日に視聴覚室で、学校側が私にこう質問してきました。

=もし彼氏が出来たら、どう呼ばれたい?=

「え? えっと…下の名前で“ゆう”って、呼んでほしいかな。
 なんだか、特別な人にだけ許す、親密な感じがするから…」

=男子たちに、自分をそう呼ばせなさい=

私の特別は、あっけなく汚されてしまいました。
私は男子たちに続けてお願いします。

「私の下の名前は“ゆう”です。優しいと書いて“ゆう”
 みんなよそよそしくせず、私の下の名前を呼び捨てにしてください。
 みんなで呼んでみましょう、さん、はい!」

男子たちは畜生のような人間味のない鳴き声で
“ゆう”らしき発音をしています。

「はい、もう1つ覚えてほしい言葉があります。
 それは“孕め!”という命令文です。
 短いけど、とても力のある言葉なんですよ。
 私はその言葉を1つ言われる度に、下腹部にじわっと熱が広がって、
 卵巣が緩くなるような気がするんです。

 “ゆう、孕め!”

 この言葉を、毎日繰り返し私に浴びせてください。
 それが私に暗示をかけて、本当に孕みやすくなるんですから…
 本当に…」

 

給食の時間になりました。

「みんな〜、私が給食当番やるから、列んでくださ〜い♪」

私は全裸に首輪のまま三角巾だけして、炊飯器の白米を口にほうばり
もぐもぐ噛みほぐし、やわらかくなったところで男子ひとりずつ
口移しで食べさせていきます。

ごはんを貰おうと男子は長くて太いベロで、私の舌に絡み付き
ディープキスがてら、ごはんを奪っていきました。
私は何度も顎を休めながら、38人全員に食べさせた後、
自分の全身にポイップクリームを塗って、私自身が女体盛りのデザートになりました。
38つのベロが私の全身を舐め尽くし、指の股まで念入りに舐められる。
とくにおっぱいは執拗にしゃぶられ、吸われ、また赤くなっていました。

 

昼休みはプールで水遊びしました。
どさくさに紛れて水中で触ってくる男子がいて、
そこで抵抗しない私に、他の男子も一緒におさわり大会へ。
おっぱいを揉まれ、おなかを撫でられ、お尻を叩かれ、唇を奪われる。
水に濡れた私にやたら興奮した▲▲くんは、オナニーを始めたので、

「待って▲▲くん、次の時間に、オナニーで出すよりずっと気持ちいい
 生膣につつまれての射精ができるから、精子とっておこうね」

と、寸止めしておきます。

 

そして午後の授業に入りました。
ここまで学校が指示してきた授業を進めていますが、
これから行われるのは、その中でも今日のメインイベント。

「昨日の自己紹介で、私は途中で気を失ってしまいました。
 今日は男子全員の名前と顔、そして中出しの感触を覚えるために、
 気を失わないように、最後までいきたいと思っています。
 そこでこんなレクリエーションを考えました。

 シコシコ早出しゲーム♪

 私はみんなが見えるよう教壇で自慰しています。
 それを見ながら、みんなは自分でシコシコしてください。
 もしイキそうになったら手を上げてね。
 早漏の男子から順番に中出しできるの。
 私と男子が繋がってる間はシコシコ禁止。
 中出しが済んで、おちんちん抜けたらシコシコ再開。
 タイミングを逃して、中に間に合わず出しちゃわないようにね。

 はい行くよ〜、よ〜いどん!」

昨日の今日で38人にガンガン突かれては、
私のアソコが壊れてしまいます。
学校側も中出しの瞬間に受け入れる“だけ”という慈悲のゲームだと説明。
もちろん、ルールを聞かされたときは
「ふざけるな」と叫びたい心境になりましたが…。

さて、最初の1人目が現れるのに2分かかりませんでした。
いっつもおちんちんを弄っている♂♂くんです。

「はい1番乗りおめでとう♂♂くん♪」

私は先走り汁に濡れた♂♂くんおちんちんを、下の口でくわえこむと、
根元まで腰を埋め込んでぐりぐりしました。

♂♂くんは“ンァァアアッ!!”という切ない嗚咽と同時に勢いよく射精。
私のおへその下で跳ね上がる半狂乱なおちんちんを、 優しく腹越しに撫でて
鎮まるまで♂♂くんのイキ顔を見つめていました。

「♂♂くん、いっぱい出せたね。
 あと、私、掃除当番でもあるから、今出したおちんちん
 お掃除フェラするね」

ぬるりとアソコからおちんちんを引き抜くと同時に、
男子たちのシコシコが再開されます。
次の挙手があるまでに、イッたばかりのおちんちんをしゃぶり、
皮の下まで舐めてキレイにすると、
満足そうに♂♂くんはだらしない表情を浮かべています。
次は寸止めされていた▲▲くん。やっぱり入れると同時に発射されました。

「ぁん!、、、く、、、さっきから我慢しっぱなしでやっと出せたから、
 勢いスゴいね! 私の子宮底にびゅうびゅう当たってるよぉ♥」

この授業における学校側の指示は、中出しされている間は出している相手の顔を
しっかり見て覚えること。見つめ合いながら、お互い一番無防備な交尾完了状態の
個性や差異をちゃんと把握すること。

「次は…はい、凸凸くん!」

凸凸くんは、イボガエルのように全身から大小さまざまな肉の突起があって、
とても不気味でグロテスクな容貌をしています。
私はその図体にしがみつき、おびただしい突起の不快な感触で
鳥肌がたつのを必死に押さえました。

「凸凸くんのイボイボ、顔じゅう…躯じゅうにあって…スゴいね!
 凸凸くんの遺伝子で、赤ちゃんもイボイボにしちゃおっか♪」

恋人同士がするような甘〜いキスをして、間もなく激しい射精が始まりました。
凸凸くんは両腕で私の腰を自らの下半身に押し込み、私も両足で抱き絞めます。
着実にイボイボの胤が子宮へ打ち込まれている実感を味わいながら、
凸凸くんのイボイボの顔が、中出しの快感でさらにグロく変形するのを、
愛おしそうに痙攣しながら見つめる私。

「まだ、、まだ抜かないで、、、全部出しきるまで、、、ね♥
 きっとイボだらけの赤ちゃん産んで、凸凸くんをパパにしてあげるから…
 私は自分の子を見るたびに、凸凸くんと愛し合って出来た子だって思い知るよ。
 溺愛して、母乳で育てるの、、、あ、、、ハァ、、、

 凸凸くんのイボ、、全部赤ちゃんに伝染す気で出してね♥
 私の卵子が全部受け止めるから、、、凸凸くんの背負ってる呪いの全部を!」

再び凸凸くんと甘〜いキスをして次の男子へ移ります。

どの男子とも、射精されている間は、本気でその男子の子を身ごもるつもりで
愛しさと、恋しさと、切なさとで満たされます。
その男子の、より悲惨な形質をこそ遺伝させようと考える歪んだ愛情です。

「やっと、、、20人目だね、、、待てずに出しちゃった男子も、、、
 必ず中出しできるから心配しないでね、、、おっ、、ふぅ!、、、ん、、、」

言葉のわからない男子は、私のルール説明が理解できず、
シコシコしたまま虚しく独りでイッてしまったものもいましたが、
回りの空気を読んでか、徐々にルールを理解していきます。

男子たちは、一斉に私を襲って我先に犯してくることはしません。
日本人的というか、ちゃんと自分の順番を待っているのが少し不思議でした。

次々に手は挙がり、決して一人一人をいい加減にさばかず、
着実に中出しを受け入れていきました。
出す瞬間は一番深くまで結合部を埋めることで、
押し返されそうな液量の奥へ奥へ強引に収めます。
出して出されての最中は、しっかりと見つめあいました。
あの≒≒くんも含めて、目を背けたいほど醜怪な顔面の男子たちに、
私の幼い肉体は拒絶反応を示し、痙攣や嘔吐を伴い、
狂いそうになる精神を鋼の理性で制しながらも、
一番大切な深い場所で、男子たちの性欲の塊を、ひたすら受け入れ続けました。

タイミングが合わず外に出してしまった男子にも、必ず中出しできるまで付き合い、
放課後、日が落ちてからしばらくして、ようやく38人全員の
射精を受け入れることができたのでした。
みんな昨日あんなに出したはずなのに、
私のおなかは初日より膨らんでいる気がします。

 

その日の夜も、38人全員分の中出しされた感想を丁寧にまとめていきます。
情熱的だった午後の授業の感覚を維持するため、精液は外に押し出したりせず、
おなかを膨らませたまま作文用紙に向かって執筆しました。
男子みんなが「“ゆう”に中出しして良かった」と思えるような文章にするために…。

 

 

<3日目>

朝の1時限目HRが始まるまでに、さっそく12回“孕め!”と言われました。
そして定例の報告では、昨日の38人全員の中出しについて、
どれだけ幸せな気持ちになれたかを感情を込めて読み上げます。
顔と名前も覚え、微妙な差ではありますが性格的な違いも知りました。

「みんな〜、昨日は本当にお疲れさまでした!
 ほら!
 私のおなか、もっこり膨らんでるのわかりますか?
 昨日、みんなが“しこたま”出してくれた精子くんたちが詰まってるの。
 外に出さずにずっとおなかの中に抱えてたんです。
 これは、男子みんなが私のおなかの中で一晩中一緒だったってことだよ?
 おなかの中のみんなのこと、お布団の中でよしよししながら
 寝たの、なんだかママになった気分でした。

 もうすぐにでも排卵しそうだから、きっと一発で妊娠しちゃうね♪
 処女喪失の血を見て怯えていた男子もいたから、
 ここで月経来なくなれば、もう血を見ずに済みますよ。
 みんなで頑張って、私の生理、止めちゃいましょう!」

自分で言いながら鳥肌がたちました。


「さて、先ほど黒板に掲示したA3用紙ですが、
 これは私と学校の間で交わされた契約書です。
 契約内容は、

 @ 私は、任命された特別学級の介助員(飼育係)を受け入れ、 
   学校が定めた条件を満了するまで誠心誠意これを務めます。

 A 特別学級の男子生徒全員と、必ず週に一度は交尾を行い、
   膣内射精を受け入れます。避妊に該当する行為は一切しません。
   また、男子生徒全員の肉体的・精神的快感の追求を怠りません。

 B どのような状況になっても、男子生徒全員を愛し、 
   交尾交配の相手をしてくれることに感謝し続けます。

 C 男子生徒からの要望・要求を決して拒否しません。
   男子生徒が、常に気持ちのよい学園生活が送れるよう努めます。

 D 男子生徒すべての射精に対して、妊娠するよう努力します。
   妊娠後は、絶対に堕胎せず、出産し、これを育てます。

 E 妊娠・出産・育児に関して、責任のすべてを介助員(飼育係)が追います。
   男子生徒全員と学校に対して、社会的責任・精神的負担・金銭的援助を
   一切求めません。

 この他にもいくつかの事項が記載されていて、
 私のサインと拇印が押してあります。
 こうして言い逃れできない証拠があることで、
 男子みんなに少しでも安心して、私とのセックスを
 楽しんで貰えたらな〜って思って貼りました」

契約書の内容は、赤ちゃんを産んで育てる義務を
負わされたことについて書いてあるのですが、
その後の私の人生については触れられていませんでした。

あまりにも一方的で身勝手で…なんだか悪い冗談にしか受け取れません。

 

2時限目は理科です。

「さて、この膨らんだおなか、昨日はいっぱい出したよね!
 どれくらい出したのかなぁ…知りたくないですか?
 ここに強化ガラスでできた200ml量れるビーカーがあります」

私は教室の中央にビーカーを置いて、その真上にがに股で陣取りました。

「私は両腕を頭の後で組んだまま、こうしています。
 男子みんなで私の体を触りながら、おなかを押して中の精液を
 ビーカー目掛けて出していきましょう。上手く入って200mlまでいくかな?」

男子たちは私のからだじゅうをさわり、揉んだり叩いたりして、
胎内の精子を“のろのろ”とビーカー目掛けて出していきました。
腹部だけでなく、やっぱりおっぱいもいっぱい揉まれました。
男子たちは呪詛のように「ユウ、ハラメ」を繰り返し唱えながら、
ビーカーを満たしていき、私は祭壇で捌かれる生け贄の心境です。

休み時間にビーカーと、外れて散った白濁、そして自分の股を洗い、
次の授業に備えます。

 

3時間目は国語です。

書き取りです。男子たちはしません。
私がするのを観ているだけです。

「覚えるには、何度も書いて、声に出すことが大事です」

私はノートに“受精したい”“妊娠したい”“孕ませてほしい”
そして“大好き”という言葉を何度も何度も書いては朗読しました。
退屈している男子もいましたが、半分以上は私を眺めて満足そうです。

ナチスのヒトラーは、わからせるには何度も繰り返すことだとか、
そんなことを言ったらしいのですが、
私は書き取りをしながら、カルト宗教の洗脳に近いものを感じました。

 

4時間目は美術です。

私はスケッチブックと鉛筆を配ってから教室の中央で
ヌードモデルをしました。

「これから5分ごとにポーズを変えていきます。
 いつもセックスしている女子の肉体を、
 じっくり観察してクロッキーしてみてください。
 どこにお肉がついているか、間接の場所、四肢の長さ、
 乳首や割れ目の造り、体をひねるとどこが伸びてどこがつぶれるのか、
 後でこの躰を自由にできることを考えながら描いてください」

後半は男子数名と絡みあったポーズもして、
その頃にはもう、男子の半分はスケッチブックを投げ、
このストリップショーに魅入っていました。

 

給食と昼休みを挟んで
5時間目はレクリエーションです。

まず私は自分に目隠しし、男子が見えない状態で、
男子各々教室内の自由な場所に、
あぐらの姿勢で座ってもらいました。

「今日の遊びは“発情期雌犬交尾ゲーム”です。
 私は今から、目隠した状態で四つん這いになります。
 盛りのついた雌犬に変身しちゃうんです。
 そのまま教室をうろうろして、触れた男子と交尾します。
 中出しが終わったら、その男子が誰だか当てるからね!」

昨日の体験の復習というわけです。
私は「わんわん♪」と鳴きながら、ベロを出し、
“ハッ、ハッ、”と息をしながら犬のように歩き出すと、
すぐに男子の肉体に触れました。

相手の姿が見えないというのは心理的に不安なもので、
想像の中で、より恐ろしくおぞましい存在を造り上げてしまいます。

「くぅ〜ん♥」

甘えた声を上げながら、まず舌と舌でぺろぺろするような
ちゅうをしました。顔面の変形具合である程度
男子の選択肢を搾れます。
続いて男子の乳首を吸ったり甘噛みしたりしながら
勃起しているおちんちんに腰を下ろしていきました。

「アゥ! アゥー!」

犬が腰を振るように、誰とも知れない男子との結合部目掛けて
高速ピストン運動を繰り返し、射精を促します。
男子は私のぷるぷると揺れるおっぱいを掴んだり揉んだりしながら、
発射のタイミングを探っていました。

「アンッ! アンッ! アンッ! アンッ! アンッ! 」

雌犬の切ない嗚咽に極まった男子は、私にしがみついて
深く腰を押し込み、怒濤の射精を堪能する。
午前の授業から出したいところを我慢し続けて濃縮された
マグマのような精子が、どろどろに煮凝って
子宮に押し込まれていくのがハッキリと感じられます。

「ハァ、、、ハァ、、、ふふ、、この感触はねぇ〜、
 ≒≒くんでしょう?」

目隠しをとると、暗闇から突如あの、吐き気を催す形相が目前に現れました。

「こんなに濃くて温かい精子じゃぁ、、絶対≒≒くんそっくりの赤ちゃん
 出来ちゃうね、、、えへへ♥、、、」
 

ついこの前まで処女だったとは思えないほど
ケダモノに堕ちた言葉を繰り出しながら、
私は、淫らで浅ましく、男子みんなと関係を横断していきました。

 

6時間目は社会です。

私は伊達眼鏡をして、女教師を気取りながら“女性の歴史”という
教科書を読み上げました。

「・・・つまり、古くから女は子どもを産むための道具として
 扱われてきました。奴隷として売買されたり、御上へ献上されたり、
 結婚も、狭いコミュニティでも政治的な関係による契約がほとんどだったのです。

 近代に入っても、日本でも男は外に女を囲い、女には姦淫罪が
 適用される時代は続いていましたし、今現在も、雇用形態など
 男女平等とは言い難い状況です。イスラム圏での女性の立場も・・・」

教科書には、差別と偏見に満ちた視点で書かれた思想が
羅列されていました。女性の権利を獲得するために
女性がどう頑張ってきたかには触れず、
女の役割はやっぱり産んで育てることだと云わんばかりの内容です。

この退屈な講義は、男子たちにとって丁度いい昼寝タイムになりました。

 

 

<1週目>

一週間が過ぎました。
精神的にも肉体的にも凄まじい、人生最悪の体験に
ひたすら順応しようと頑張った怒濤の一週間。

最初の5日間までは、そこそこカリキュラムをこなせていたのですが、
一週間も経つと、男子たちも不信感や警戒心を解きはじめ、
学校側の進行を無視して私を求めだすようになりました。

学級崩壊というか、ヤりたくなったら、
何時だろうと何処だろうと、
私の肉体を好きほうだいしてきます。

どんなにヘンタイ的なプレイを強要してきても、
イくときは必ず中出し。

“ ユウ ハラメ ハラメ ”

と、呪文のように繰り返しながら、満足するまで何度も絶頂しました。

 

そんな無法地帯でも、週末のイベント“公開告白”は行われました。

これは毎週金曜、終業のHRに男子衆目の中、
私が男子の誰か一人へ“愛の告白”をするというものです。

今まで、告白もラブレターも経験のない私が、
毎週必ず誰かを選び、想いを声に出して伝えるのは、
本当に、いろいろ乙女心を踏みにじられる体験でした。

告白した男子とは、土曜デートから日曜朝まで一晩中
私を恋人として独占できるのです。

選択できるのは中出し回数の少なかった下位10名の中から、
過去に選んだことのない男子、そして、
特に障害や病気持ちを優先的に選ぶようお達しがありました。

「私がこのクラスへ来て、たくさんの男子とセックスして、
 気を失っているときに寄り添って、私のおっぱいを吸いながら、
 甘えてくれた‰‰くん!
 中出しはあまりしてもらえなかったけど、
 あの甘えん坊な感じに、私の母性本能は爆発しました。

 ‰‰くん、好きです! 私と付き合ってください!」

他の男子たちが見守る中、私と‰‰くんは抱き合って
カップル成立のキスしましたが、嫉妬している男子はいなさそうで、
少し、不満がありました。

 

土曜は恋人気分をたっぷり満喫し、
夜は私の部屋で蜜月に愛し合います。

引っ込み思案で、なかなか他の男子をかき分けて
私に接することができなかった彼も、
邪魔者がないことで、思う存分溜まっていたものを出すことができる。

「じゃあ…今夜はい〜っぱい、イチャイチャしよ♥」

私の部屋の布団の上に仰向けで寝そべった‰‰くんに
覆い被さって、おっぱいを揉んだり吸ったりさせてあげてから、
彼の乳首を弄りつつ、下半身へ移動し、
八分勃ちのおちんちんに頬擦りしながら、たまたまを揉んで、
交尾交配の合図を精巣に知らせました。

それから仰向けの彼の腰の上にM字開脚で股がり、
彼に見えやすい体勢で、お互いの性器をくっつけました。

「ほら、‰‰くんの立派なおちんちんの裏筋を、
 私の割れ目が咬み咬みしてるのわかる?
 入口の花弁で包茎の皮を剥いて〜…えい!
 今、おちんちんの先っちょの穴に突っ込んでるのが、
 私のクリトリスだよ♥」

粘膜に絡まりながら、挿入前の厭らしい焦らし。
まるで男根を自慰用玩具のように使って欲情を煽る。

「ハァ、、、ハァ、、、もう、、十分だよね?
 入れるよ、、入れるからね、、、私の中に挿っていくとこ、
 よぉっく観ててね、、」

‰‰くんの剛直が、幼い少女の秘裂に“づぶづぶ”と
飲み込まれていく光景は、まさに、女体の魔術といった異様さ。

「んっ、、、、ぁはッ!     か、、    ふぅ〜〜〜、、、」

彼の陰茎が私の深部に達して、思わず寄声が漏れました。
肉体がキャパを超えた遺物に強張っているのが分かりましたが、
それでも私はイチモツの根元に重心を乗せて、更に深く受け入れます。

「う、、、ぅえ、、、えへへ、、どう?
 ‰‰くんのスゴいおちんちん、、ぜ〜んぶ飲み込んじゃったよ?
 子宮口に捩じ込まれた先端、、、中まで貫通してる感触って、、
 どんな感じかなぁ?」

‰‰くんのカタチになった自分の下腹部を撫でながら、
改めて彼の全貌を眺めました。
‰‰くんは全身にマダラ模様の斑点があり、
これは遺伝性の病気なのだそうで、
妊娠すれば、胎児に継承される確率は極めて高いとのこと。

最早、私にとってそれは一種の興奮材料になりはじめていました。

 

「アッ、、、あハッ、、、ぁ、、んほォッ!!  おっ   ほぉっ!!」

体重を乗せた上下運動、粘り強く押し込むような前後運動、
卵巣を撹拌するような左右運動、全力で石臼を挽くような回転運動、
ぐちゃぐちゃに混ざり合う生殖の乱舞が続きます。


「あががががっっ  んっ ハァぁぁぁぁぁっ!」


鈴を転がすようだった可愛らしい嗚咽は、
喘ぎというより絶叫に近づいて、
いよいよ事切れるタイミングを本能が悟ります。

「‰‰くぅんっ、、私の揺りかご、、まだら赤ちゃん、ちょうだい!
 全身斑模様のスゴい赤ちゃん、、仕込んでパパになってぇ!」

お互いの結合部に重心をかけてぐりぐりした瞬間、
凄まじい勢いで、‰‰くんの遺伝子が、
あたかも海底噴火のように飛び出しました。


「ふぁぁあああああああああああああっっっ、、、、♥♥♥♥♥♥」


私は、この子宮に直接精液を打ち込まれる衝撃の、
完全なる虜となっていました。

足の指先から髪の毛の先端まで、快感の電流が突き抜けていき、
脳みそから理性を焼き払い、だらしなく、とめどなく、絶頂し続ける女の肉塊。


「いィ〜〜〜♥ んひぃ、、、うふふぅ、、、♥、、、」


本当にみっともない、醜態を曝しながら、
‰‰くんを受精する悦びに浸り、打ち震える。

涙を流しながら膣内射精を堪能した‰‰くんは、
たっぷり10分以上、繋がりっぱなしで余韻を味わいました。
私はその間、抱き合いながら耳元で一方的ピロートークを囁く。
新婚夫婦の甘美な将来の夢のような、
赤ちゃんと暮らす、現実味のない未来の話をしました。

その後、優しく丁寧な舌使いで、お掃除フェラをすると、
‰‰くんは、お乳をせがんできたので、私は胡座になって、
自分の両内股を敷き布団代わりにして横にならせ、
右乳房を彼の口元へ差し出しました。

胤を出し切って脱力した‰‰くんは、
弱々しく右おっぱいを吸いながら、左おっぱいを手で掴み、
これも弱々しく、ときおり揉んだり、つまんだりしています。

私は右手で‰‰くんの頭を撫でながら、
頑張った彼のおちんちんとたまたまを、
左手で優しく揉んで、労をねぎらいました。

その間、ずっと私たちは見つめ合っています。
愛おしむ潤んだ眼差しですが、目と目が合うというのは、
お互いの深層心理を覗かれているような恐怖もあります。
私の中に残る、不快感や嫌悪感を読まれないように、
精一杯、彼を愛することに集中するのです。

「‰‰くん…大好きだよ…
 私のお腹の奥から聞こえるかなぁ…
 ‰‰くんの精子くんたちが…
 私の卵子を集団強姦してる音が…

 もうすぐ母乳も出るようになるから…
 そうしたら、パパになった‰‰くんに
 一番最初に吸わせてあげるからね…

 ずぅっとこうしてるから…
 安心して眠ってて…」

‰‰くんは私のおっぱいを加えたまま、眠りにつきました。

 

 

<2週目>

新しい一週間の始まりです。
私はまず、先週把握しうるかぎり、男子ひとりひとりの
中出しを「正」の字で表した一覧を黒板に掲示しました。

「私が転校してきてから一週間が経ちました。
 女子は私しかいないから選り好みできないとはいえ、
 全員残らず生で子作りセックスしてくれて
 嬉しかったです♥

 さて、これは中出ししてくれた回数リストになります。
 先週の1位はやっぱりЖЖくん!
 一日中愛し合ってなんと計12回も私の中でイッてくれました。
 続いて▲▲くんが11回で2位。♂♂くんが8回で3位です。

 今週は、回数の少なかった男子と積極的に
 仲良くなりたいと思います。
 排卵日まっただ中です! よろしくお願いします!」

2週目にもなると、男子の緊張感や警戒心も大分薄れて
みんな積極的になってきました。カリキュラムは一応あるのですが、
男子みんながヤりたいときにヤることを優先するので、
時間どおりの授業はほぼ崩壊しています。

発育途中で敏感だと説明したおっぱいは
四六時中も男子の誰かに揉んだり吸われたりして、
すっかり開発されてしまい、
今ではそれだけで絶頂できる有様です。

オナニーしていた男子も、シコシコすることは続けながら、
自慰行為では射精せず、精子は絶対に私の子宮へ出すと
決めたようで、先週のように、教室中いたるところに
跳ねて飛んだ精子を掃除する手間は減りました。

週の中頃には“おしり”も開発され、
2本同時に貫かれることも体験しました。

自らお腹を押して精子を出す作業もしなくなりました。
その理由は、保健体育の時間にこう説明しました。

「男子みんなの精子は、今、畸形精子といって、
 精子の頭が2つあったり、歪に曲がったり、肥大したり、
 とにかく変形したものがほとんどです。
 健常な成人男性の精子にも含まれているんですが、
 G組のみんなは、ほぼ100%畸形です。

 でも悲しまないでください。
 畸形精子は受精しにくいとされていますが、
 私は妊娠薬により卵子の透明帯を薄くしています…つまり、
 ガンガン受精しちゃうんです!

 しかも過受精!
 1つの卵子に複数の精子が受精するケースも稀にあると
 言われていますが、これも薬のおかげでほぼ完全過受精状態!

 だから、男子全員の精子で受精して、
 男子全員の特性を遺伝した子が産めるわけです!
 スゴいでしょう!

 私は精子を子宮から押し出すことをやめました。
 私の子宮はそんなに大きくないから、
 みんなの出してくれた愛ですぐ満腹になっちゃうけど、
 できるだけ精子を抱え込んで、大切にしたいと思ってます」

男子たちは、私の精液で膨らんだ下腹部を凝視しながら
孕め、孕めと、念じはじめ、それはさながらカルト宗教の
セミナーみたいでした。

体育が2だった私の腹筋は、ちっとも発達していないため
精液が溜まって膨らんだ下っ腹はとても柔らかく、
男子はよく精液の逆流を防ぐため、おちんちんで栓をしてから、
この柔らかい下腹部を、まるで3つ目の
おっぱいでも見つけたつもりで揉んできます。
すると、中の精子たちが、より深く、
入ってはいけない処にまで均てんし、その度に
私はヨダレを垂れながら、目を細めて、
変な声を漏らしてしまうんです。

 

2週目の週末、こんな夢を見ました。

うじゃうじゃと蠢動するおびただしい精虫の群れが、
産まれたての無垢な卵子を、よってたかって強姦しているのです。

重ね重ね、無理矢理受精し続ける強欲な胤たち。

圧倒的なオスの遺伝子に、私の血筋は押しつぶされ、
それどころか、人類を逸脱した異形な肉の種が、
子宮内膜の柔らかい揺りかごへ根を降ろします。

確かな着床痛と共に、その小さな異形の怪物と、魂が繋がった感覚を覚える。

男子たちの邪な欲望が凝縮された塊が、
私の胎内に密着し、接続され、親子の契約を結んだことを悟る。

受胎したという感触は、直感よりも確信に近く、
また一瞬にして、我が子の奴隷となる悦びに目醒めさせられました。

肉の根が無容赦に母体の栄養を吸い上げ、胎芽を生やし、
胎内回帰を果した男子全員の猛烈な情念が下腹部に充満する。

私は激しく本能的母性愛が湧き上がり、もう、それしか考えられません。

 

 

<3週目>

本来なら生理が来る週ですが、やっぱり来る気配はありません。
目眩と微熱でふらふらしながら、今日の報告です。

「みんなに嬉しいニュースです。

 私、睦月 優は、みんなの愛で、妊娠しました!

 赤ちゃんが出来たんです! おめでたです!
 みんなパパになったんですよ♪」

私一人が拍手していました。

「今、お腹の中に胎嚢っていう赤ちゃんを包む膜が出来て、
 そこですくすく胎児が育っていくんです。
 この赤ちゃんはG組みんなの宝物!
 大切に育てていこうね♪」

男子たちは、ついに孕ませた達成感を、あまり感じていませんでした。

私は、また作文を取り出し、みんなの前で朗読します。

「初めての妊娠は、やっぱりちょっと怖いし不安です。
 でも、男子みんなが種づけしてくれたから、
 この子は男子みんな自身が、受胎しているんだって思うことで、
 責任感を奮い立たせてくれるんです。

 こうして男子一人一人の顔を見るたびに、
 嗚呼、この人が今、私のお腹の中にいるんだなってわかる…。

 四六時中、ずぅっと一緒、一心同体。
 怒られることも、傷つくこともない、世界で一番安全な場所で、
 ママに、ひたすら愛されて、愛されて、育っていく」

想いを込めた私の声に、じっと耳を傾けている男子たち。

「私の夢はね…まず…

 応援してくれるみんなの前で自立出産すること。
 そして、目一杯甘やかして育てること。

 片方のお乳を赤ちゃんに上げながら、
 もう片方のお乳はパパが吸ってるの。

 私は、大小2人の赤ちゃんを愛撫しながら、優しく見つめてる。

 そしてその間も、次の胎児が私の中ですくすくと発育している。

 眠るまで、ずぅっと、、、ね?

 ふふっ♪

 私は男子1人に対して、2人は子ども作りたいと思っています。
 38人だったら最低ノルマ76人!
 生殖活動に専念して、い〜っぱい家族作ろうね!」

その後も、いつもどおり生でセックスして、
赤ちゃんのいるお腹に射精してもらいました。
パパ1人に対して余韻に浸ること5分。
そのあと私がお掃除フェラをして、スッキリしてもらったら、
赤ちゃんに授乳する予行演習に付き合ってもらいました。

「よしよし、良い子ね
 ママのおっぱい飲んでねんねしようね〜」

男子たちは「ママ…マンマァ…♥」と甘えた声を上げながら、
私の、まだミルクの出ないお乳を吸いながら安心してまどろんでいきます。

おっぱいを吸う男子たちを心から愛して、私は子守唄を歌いました。

 

 

<4週目>

私は正直、ccくんとのSEXが怖いです。

「あ! アぅ! ccくんっ、赤ちゃん、、
 赤ちゃん、居るから、、乱暴にしないでぇ!」

ccくんとの営みは、いつも荒々しく、
私のか弱い肉体を玩具のようにして弄びます。

「当たってるぅ、、おちんちんの先が、、赤ちゃんに
 ゴツンゴツン当たってるよぉぉぉぉ!」

ccくんは過呼吸になりながら、眼球を血走らせ、異様ないななきを繰り返しながら、
まるで殺意に我を忘れているかのような尋常ではない動き。
猛り狂って、何度も何度も強く腰を押し込んで来ました。

私は教室の隅まで追い込まれ、逃げ場も失ったまま、
両足をガッチリ掴まれた状態で、下半身を突かれ続けました。

「あ! 赤ちゃん!  あ、  、、 あぁぁぁあああああ!」

私は男子の欲望を拒否することができません。
男子の要求するあらゆることに従わねばならないのです。

ccくんは、私が赤ちゃんを守ろうとしていることに気づくと、
わざと、おちんちんで胎児を小突き上げ、嗜虐的な快感を得ています。

「ccくん、、、ゆ、、ゆるして、、ゆるしてぇ、、、」

胎児に向かって零距離射精をブチ当てて、ようやく一息ついた彼は、
さっきから散々足蹴にしてきた私のおっぱいに唾をはきかけて去っていきます。

私は涙を流しながら、今ので悪化した妊娠悪阻に嘔吐し、
おなかの上から、怖い想いをした我が子を優しく撫でてやりました。

 

シャワーでからだを洗い流して、少し落ち着いたところを、
今度は≦≦くんに呼び止められます。

≦≦くんは、胎児に興味津々で、執拗に弄ってきます。
さっきccくんに虐められたばかりの赤ちゃんを、できれば
彼にも近づけたくなかったのですが、私は逆らえません。

私は、≦≦くんにいつもしているように、
胡座をかいた彼の顔の前に、自らの無防備な腹を差し出しました。

おへその下あたりに、最初は不細工な接吻から始まり、
その内べろべろと舐め出し、やがて歯のない口で“はむはむ”し始めます。
私は、胎児をしゃぶられるおぞましい感触に、小さく嗚咽を漏らして堪えます。

やがて私の下腹部に顔面を押し付けた≦≦くんは、
意味不明で不気味な声を胎内の子に浴びせるのです。

それは呪文のようにどろどろと、時には威嚇的な奇声を発しながら続けられ、
一息つくと、再び下腹部の上から確かめられる「しこり」を歯のないお口で“はむはむ”し、
しばらくすると、再開されます。

私はこれを≦≦くん独特の胎教なのだと理解しています。
パパとして、我が子に何かを示そうとしているのだと。
私は出来れば≦≦くん引きはがしたいと思いながらも、
胎教を続ける彼のあたまを撫でたり擦ったりしながら、
彼が飽きるまで、がに股の体勢で受け入れ続けました。

 

その週の終わり、身の危険を感じた私は、G組みんなで歌を歌おうと提案しました。
私が作った“みんなの歌”です。
大切な宝物をみんなで大事に守っていこうという歌詞です。
言葉で言うより、きっと気持ちが届くはずだと考えました。

最初は、私ひとりが歌っていましたが、
男子たちもメロディーを覚えてくると、だんだん一緒に歌いはじめ、
最後は大合唱になり、私は少し感動して泣きました。

これで私たちは一丸となって卒業に向かうことが出来ると、そう感じていました。

 

 

<5週目>

なぜ、私はこんなに頑張っていたのか…
もうわかりません。

男子一人一人と、しっかり絆を深め、その証をおなかに宿し、
G組は理想の教室に生まれ変わったのだと…
そう、必死に思い込もうとしていました。

でも、実際、私はただ、男子38人から、
毎日、集団暴行を受けているだけでした。

毎日一緒にあの歌を歌いました。

全部無意味でした。

彼等の要求はエスカレートしていき、ただヌくだけでは飽き足らず、
身重な私の肉体を、隅々まで使ったド変態プレイを強要してきます。

私の身の危険はいつも感じていましたが、
もう私一人の体ではありません。

 

その日、私はいつものように教室で輪姦されていました。
滅茶苦茶な歯並びをしている♂♂くんは、最近、
私のからだのいたるところに、自分の歯形をつけることを気に入っていて、
輪姦の最中も、強く吸った痕と歪な噛み痕を、
首筋・二の腕・おっぱいなどにマーキングしていきます。
そして、下腹部に噛み付かれた瞬間、私は全身を弓なりにたゆませて、
咄嗟に胎児を庇っていました。
抵抗されたと感じたのか、♂♂くんは憤りはじめ、
私を教室の中心に立たせると、
下腹部の“命のしこり”を鷲掴みにして睨んできました。

ゆっくりと握力を強める♂♂くん。
私はアソコからどろどろとさっき出された精液を垂れ流し、
震えながら許しを嘆願しました。

「あ、、、ち、違うの、、、
 ♂♂くんに咬まれるのが嫌なんじゃなくて、、、赤ちゃんがいるから、、
 ね? これ以上はダメだよ、、いつも歌ってるよね?
 赤ちゃんは、、みんな、、の、、、ぅうっ!」

私は、母体を圧迫されていく恐怖のあまり吐き、
次の瞬間、♂♂くんの腕を振り払って、教室の窓から外へ逃げ出しました。

外は三日間降り続けている大雨で、地面は水浸し。
雨が痛いくらい全身に降り注ぎ、男の汚れを洗い流してくれる。
後ろには、♂♂くんを筆頭に、声を荒げ、私を追って次々外へ出て来る男子の姿。

逃げ場所なんてどこにもない。
鍵のない旧校舎に立てこもることができそうな部屋はなく、
高いフェンスに囲まれた敷地内は狭く、隠れることもできません。

醜い巨体を揺らし、知性を欠片も感じられない彼等は、
男子という可愛らしい言葉で誤摩化せないほどに、禍々しいバケモノでした。

精神が壊れないよう、一生懸命順応しようと努力してきましたが、
この狂気の世界で、最早、忍耐の限界でした。

「誰か! 誰か助けてぇ!」

雨音と、追って来るバケモノの威嚇絶叫に、私の声はかき消されます。

ついに校舎裏の隅に追いつめられた私は、
振り返って彼等に言いました。

「♂♂くんがみんなの赤ちゃんを握りつぶそうとしたんだよ!
 これはいけないことだってわかるよね!?

 この中で、私を守ってくれる男子はいないの?
 私と、みんなの赤ちゃんを…ここから逃がしてくれる男子はいないの!?」

逃げ場なく、38匹の興奮したオス共に、完全に囲われています。
私は必死に訴えました。

「■■くん…、初めて私のおっぱい触ってから、
 いっぱいいっぱい揉んだり吸ったりしたよね?
 私のこと、守ってくれないかなぁ…」

■■くんは、びんびんに勃起させたまま、血走った目で私を視ています。

「凸凸くん…、あなたと同じイボイボだらけの赤ちゃんが産まれるか、
 見たいよね? このままだと、赤ちゃん見られなくなっちゃうよ?

 ‰‰くんも、最初の独占でじ〜っくり愛を育んだよね?
 あなたと同じ斑点模様の赤ちゃんになるか、気になるでしょう?」

凸凸くんも、‰‰くんも、私が逃げたことへの怒りや失望で
我を無くしているようでした。

「もう無理です… これ以上… 飼育係を続けられません。
 私が… 壊れちゃう…」

その場に崩れた私は、ぼろぼろ泣きながら許しを乞い続けましたが、
聞く者はありませんでした。

 

 

再び、あのおぞましい教室へ連れ戻されました。
窓側とドアに見張りがつき、一切教室から出られないよう監禁です。

「あ、、あの、、、さっきは取り乱して…逃げちゃってごめんなさい、、、
 もう、二度と逃げたりしませんから、、、どうか、、乱暴なことは、、、」

私は、逃亡の罰…これから始まる、おそらくむごたらしいであろう刑に恐怖しました。
なにか高度な拷問が行われることはないでしょう。

ただただ、彼等の怒りを受け入れること。
一生懸命に愛のあるセックスを演出してきましたが、もう無理です。

クラスメートとの愛情などではなく、38匹のケダモノに陵辱されるだけの
性奴隷となって、集団暴行をひたすら受け続ける…。
外から見れば、今までと変わらないと思うかもしれませんが、
私にとって、それは地獄でしかありません。

私は、無慈悲に、容赦なく強姦されました。

少しでも気に入らないことがあれば暴力を振るわれ、
ただ股を閉じようとしただけでも制裁の対象にされました。

髪の毛を掴まれて引き寄せられて、その主の■■くんに股がる。

「■■くん…仲直りの中出し…ありがとうございます。
 逃げ出した馬鹿な私をレイプしてくれて…嬉しいですぅ…」

今度は♂♂くんが突っ込んできて、そのまま私の薄い腹肉を
親指で押し込み、亀頭の先端に当たった胎児にゴリゴリ押し付けています。
私は涙と涎と鼻水を垂れながら、引きつった笑顔で答えました。

「♂♂くぅ、、ん! そう! それです! 赤ちゃん!
 もう、この命は♂♂くんのものだから、“これ”使って
 気持ちよくなってください!」

♂♂くんが胎児に密着させた状態で射精すると、
胎児がぴくぴくと動き、それを跳ね上がるおちんちんへ
起用に押しつけ続けている。
私の中の“母親”が、我が子を守れと
警告を発していましたが、どうにもなりません。
私は奇声を上げ、驚くほど発汗し、
眼球はひっくり返り、全身を痙攣させています。

「あ、、ありがとう、、ございま、、、ぉぇえ!」

仰向けになって、つぶれたヒキガエルのような格好の私に、
ccくんが容赦なく乗ってきます。
私は“げぇ!”と無様な鳴き声を発しました。
ccくんは結合部に全体中をかけて、それは像にでも座られたように重く、
さらにその状態で、ドスンドスンと上下に揺れて来ます。

私の何倍も重いccくんに、堪える姿勢ではない、
まったく無防備な下半身は今にもぺちゃんこになりそうです。
射精も重心をかけたみっちりと密着した状態で行われ、
私は、その辺りから意識が飛び、
ただただ、絶頂の痙攣を続ける、白くて柔らかい肉の塊になっていました。

集団暴行は深夜まで続きました。

 

 

 

 

翌朝、私は痛む全身を気にしながら、自分の股間を見ると、
そこには赤黒くて大きいレーズンのようなものが血に染まってありました。

私はすぐに、悟りました。
私の中に感じていた命の火が消えていること。

流れたんだ。

当然だよね…あんなにしたら… ごめんね… 産んであげられなかった…

 

昨日、散々陵辱のかぎりをつくした38匹は、
悪臭立ちこめる教室で雑魚寝から目覚め始め、
気怠そうにあくびをしたり、
おならしたり、尻を掻いたりしていました。
窓の外はまだ暗く、遠雷の音が聞こえています。

内股から鮮血と白濁を流しながら、私は赤ちゃんを両手で握りしめ、
ふらふらと教壇に立ちました。

「  おはよう ございます   今日も
  朝のホームルームを 始めますね   」

彼等は、いつもと同じ表情でこっちを見ている。
私の正面には、あの吐き気を催す形相の≒≒くんが座っていました。

 

「 きもちわるい 」

 

≒≒くんは一瞬何を言われたかわからなかったようで、
もう一度、私が喋るのを確認しようとしていました。

 

「 きもちわるい って言ったんですよ
 そう、≒≒くんのことです。
 その顔面、見ていると 吐きそうなんで、
 こっち 向かないでください 」

 

≒≒くんは、わなわなと震え始め、何か聞き違いをしたのではないか、
これは何かの間違いではないかと、激しく狼狽えています。

 

「 きもちわるい それは あなたの顔面が奇形だからじゃない
 あなたの 醜い精神性が 顔に滲み出ていてきもちわるいんです 」

 

≒≒くんは悲鳴を上げて泣き出しました。
きっと、ドウテイダイオウになる前、
見てくれについて虐められたのでしょう。
忘れようとしていた過去のトラウマを呼び起こされて、
激しく傷ついています。

 

「 自分が醜いのは先天的なものだから
 自分に責任はないとでも思っていたんでしょう
 違います あなたは 人として 醜悪なんです
 その 卑しさで歪んだ顔面を 私に向けないでください! 」

 

≒≒くんは両耳を塞ぎ、何度も何度も、顔面を木でできた
教壇の床に叩き付け、もはや顔と認識することもできないくらい
ぐちゃぐちゃになっていきました。

 

「 ホームルームを 続けます

 今日 私たちの宝物である 赤ちゃんが

 男子みんなの乱暴によって 殺されました

 

 でも 別に哀しくありません

 だって あなたたちの 

 こんな クソみたいな遺伝子で 孕んだ子供

 産みたいわけないでしょう 」

 

男子達は、私の不穏な言動に、それぞれ戦慄し、
全身から脂汗を流しながら、かつて人間だったころの、
絶望が始まるあの予兆を感じていました。

 

「 優位な立場で 逆らえない相手に対して

 集団の力を借りて やっと自己主張してるような

 どうしようもなく矮小で 卑怯者な・・・ 」

 

嗚咽を漏らしならが、どうしていいかわからず、
彼等は、ただ私の言葉を聞き、哀れなことに、
きっと最後は優しい言葉で慰めてくれる奇跡を
祈っているようにも思えました。

「 あなたたちは キモいし クサいし 最悪なんですよ!

 肥やしにもならない ウンコ以下の存在のくせに!

 何 一丁前に 被害者面してるんですか?

 救い難く 気色悪い思考!

 何か一つでも 人に誇れるものがありますか?

 保身や顕示で 他人を攻撃するんじゃなくて

 一度でも 好意や想いをぶつけて

 誰かを振り向かせたことありますか?


 男子? 笑わせないでください。

 今 歳いくつですか?

 その年齢まで女の子に相手にされなかったとか、

 いくらなんでも さすがに 気づいているんでしょう?


 だから ドウテイダイオウだのの症状のせいにして

 自分が無価値だったって事実から 逃げたんでしょう?


 傷つかないよう 挑戦もせず 自分に都合良く生きてきて、

 そんな甘えた自分を 無条件で愛してくれる人が

 この広い世界のどこかに

 きっと一人はいるはずだとか、

 そんなこと 本気で信じていたりしましたか?


 そんなことは自分に起こりえないと 口では言いながらも

 流れに任せて 非生産的な 自らの溜飲を下げるためだけの

 発散で 他人に迷惑をかけて それは諦めきれなかったから

 やっぱり 世界のどこかに きっと一人はいるはずだと、

 そんなこと 本気で信じていたからでしょう?


 ない!


 そんな女の子は この世界の 宇宙の どこにも!

 
 もう 何で 生きてるんですか?

 恥ずかしくないですか

 今 あなたたちと 同い年の男は みんな

 社会に出て 働きながら 家族を守ってるんですよ

 私のパパは素敵だし 友達のパパも

 近所で働いてるおじさんたちは

 ちょっと変な人もいるけど

 みんなちゃんと働いていて 立派なんです

 

 あなたたちは いったい何なんですか?

 

 なんで 平然と 生きていられるんですか?

 

 

 

 死んでください。

 

 

 

 生きてるだけで 不快だし 迷惑です

 人様に 関わらないでください

 もう人間じゃないんですよ

 人間らしさなんてないんですよ


 さっさと 死ね!

 死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!死ねーーーーーーっ!」

 

教室は、四肢を引き裂かれるような絶叫、断末魔、
苦悶の嗚咽、嘔吐、失禁といった阿鼻叫喚で溢れました。
受け入れ難い現実、決して彼等に言ってはならない言葉、
女の子を信じようとした、か細いか細い信頼が、
裏切られ、踏みにじられ、最後の希望が破壊されたのです。


デートした‰‰くんは、四方走り回って、壁に頭を殴打し、脳みそが飛び散っていた。

乱暴者のccくんは、慟哭のあまりみずからの眼球をえぐり、顔面の肉をかきむしった。

いつもちんちんを弄っていた♂♂くんは自らの性器を引きちぎり、笑い声を上げた。

イボだらけの凸凸くんはプレッシャーのあまり内蔵を吐き出し、

××くんは、全身が捩じれて濡れ雑巾のように血を流していた。


半狂乱の中、ホームルームは壮絶な地獄絵図と化して、
声が枯れてしまった私は、その場にへたりこみ、
しばらくその光景を眺めていました。

 

 

 


どのくらいの時間が経ったのか、
ふと、教室が静かになっていることに気づきました。

そこには、ショックのあまり絶命したもの、
または、ただ心臓が動き息をするだけの、
何も考えられない肉の塊に変わり果てたものが
いくつも転がっていました。

自分のような男に、優しく接してくれる女の子がいる。
その、たった一つの奇跡は、無慈悲に、残酷に、
徹底的なまでに叩きつぶされ、
もはや感じることを放棄し、永遠に心を壊されたまま、
無為に生き続ける塊たち。

 

本当に、この人たちは、何者だったのだろうか。
なぜ、ドウテイダイオウなんて怪物にならねばならなかったのか。

 

私が立ち上がると、震えながら立ちすくしている
一匹の男子と対峙しました。

38匹中、ただひとり、絶命も廃人も免れた一匹。
それは、一番最初に出会った、校舎の壁に貼り付いていた●●くんでした。

●●くんは、涙を流し、歯を食いしばって、
握りこぶしの内側に指が食い込み血を流していました。

きっと、あと一言でも傷つける言葉を言えば、
他の男子と同じように壊れてしまうでしょう。

私自身は、もう何か言うつもりはありませんでした。

代わりに、●●くんが、何かを言おうとしていました。

 

「 ス 、、、   」

 

●●くんは、とても苦悶するような複雑な表情で、
必死に言葉にしようとしています。
私は溜め息をついて

「…なんですか?
 文句があるなら言ってください」

と挑発しました。すると…

 

「ス、、、キ、ダ、、、」

 

声が聞こえた。動物のような、それでも
それは確かに言葉だった。

 

「スキ…ダ…」

 

「なんですかそれ、
 ひょっとして告白のつもりですか?」

 

私は呆れてしまいました。

 

「今までの話、聞いてなかったんですか?
 私は、あなたたちが嫌いなんです。
 好きだったことなんて一度もない。
 今までの優しかった睦月 優は、飼育係をするためのお芝居です。

 キモいし、クサいし、最低なやつら。これが本心です。

 その歳になっても、何一つ築き上げることなく、
 信頼も友情も恋愛も、何も育まず、
 ただ甘えさせてほしいと思っている、
 幼稚で気持ちの悪いおじさんだと思ってます。

 自分のこと、ちょっとは客観的に考えたらどうですか?
 それでも私に告白とか、よくできますよね」

 

「スキ…ダ…」

 

「頭おかしいんじゃないですか?

 今これ最悪のタイミングですよね。
 昨日までの私だったら、きっと微笑みながら受け入れてましたよ。
 だって私にNOって言える選択肢なかったんですから。

 今、それ言って、私が喜んで受け入れてくれると思ってるんですか?」

 

「オモワ、、ナイ、、、デモ、、、ユウ、スキダ、、、」

 

外はまだ暗かったけど、遠雷は止んでいました。

 

                       END

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