6.爬虫類犬

水泡の怪物が去ってしばらく、私はボーっとその場を動かなかった。
また精液の出されすぎでおなかが膨らんでる。・・・奥があったかい・・・
膣口から溢れてるスペルマを指で掬って嘗めてみる。
ひどくにがい・・・
けだるいのに、なんだかフワフワして・・・この感じって・・・
"グルルルル・・・"
突然の唸り声に振り返ると、そこには犬が・・・
いや、犬ではない。彼等だ。
体長は私と同じくらいで、犬のような格好なのに爬虫類の特徴を持っている。
やはり体毛はなく、ヘビのような皮膚、歯のない口からは2つに分かれた舌が出てる。
彼は今までの怪物と違った。
警戒しているのかすぐには襲ってこないのだ。
それでもやはりワニのような凶暴な目を血走らせてハァハァよだれをたれている。
女の臭いで急速によって発情しているに違いない。
今のうちに逃げなきゃ・・・
そう思った刹那、もうひとりの私が踏み止まらす。
・・・知りたくないの? あの時感じた衝撃の正体を・・・
彼の眼差しは渇き、餓え、苦しそうだった。
私の精液で膨らむ下腹の奥がロストバージンの痛みを思い出してこわばる。
なのに・・・なんでこんなに・・・熱く濡れてるの?
私は岩から降りて、彼の前にひざまづき、ゆっくりと又を開いて座り込んだ。
ケダモノは爆発寸前なまでに興奮しながら近付いてくる。
おそろしくて・・・おそろしくてたまらないはずなのに・・・
「き、、来て、、、私に教えて、、、」
彼は気が狂ったように白い少女の肉体に飛びついて情欲を貪った。
童貞らしい青臭さと共にズッポリ挿入してすぐに、まず一発、
夢精でしか出したことのない赤ちゃんの元を、本来導かれるべき子宮深くへ流し込んだ。
しかしそのマズルは萎えることなく初めて知る女の肉の味に狂喜し
ずっと押さえ込まれていた男の性が暴走。
私の心では恐怖で逃げ出したいのに、肉体は知ろうとして止まらない。
メチャクチャな彼の腰の動きでペニスが抜けそうになるのを、無意識の内に
両足で彼のことをしっかりと挟み込んで防ぐ。どんなに彼のものが
私の中でのたうちまわってもガッチリ根元までうまり込んで放さない。
この細くて白い小さな体のどこにこれほどの力が残っていたのか?
「あ! ぁあっ! あん! ひ! んくぅぅっ!」
何かが断ち切られる音がした。
たぶんそれは、最後の理性という名の糸・・・
「あ! あん! あん! ぁあん!」
止まらない・・・沸き上がる衝動・・・これは・・・

快感!

"どぴゅんっ!"
その答えと共に告げられた彼の絶頂。
気がつけば、一声嘶いて柔らかい少女の肢体にズッシリと凭れ掛かる彼を、
涙を滲ませながら抱き締めていた。
私・・・イッちゃった・・・怪物に犯されて・・・気持ち良くてイッちゃったんだ・・・
おなかが苦しい・・・精子の入る限界をとっくに超えた部屋に、
まだ彼は出し続けてるのだ。この勢いだと、何も出なくなるまで、
私のここでヌく気なんじゃないだろうか?
むっくりと膨らんでいく柔らかな腹の上にのしかかったまま彼も快楽のあまり泣いていた。
知ってしまった。
気付いてしまった。
この狂った異世界で耐え生きていくための逃げ道を・・・

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