9.イグアナ人間(その1)

一通り輪姦された後、私は彼等の巣であるところの
洞窟へと連れ攫われた。三匹のイグアナ人間の中でも、
若く、エネルギーの溢れる一匹が、最後まで私との結び目を
解くことを拒んでいたが、片方の目に傷を負っている、
肌の黒ずんだ一匹に一喝され、すごすごと交尾を止め、私を担いで運んだ。
しばらくすると巣らしき横穴が見え、その奥に洞窟が広がっていた。
洞窟は外より生暖かく体からジットリと汗が滲んでくる。
細い通路を過ぎると天井の高いホールが広がっていた。
子供のころよく連れていってもらったプラネタリウムと
丁度同じ位のスペースではないだろうか?
温泉?いや、ボコボコと沸き上がる黒い泉は至る所にあり、
中には水面からはチラチラ火が出ているものもあった。
その揺らつく赤い光がフロア内部の鍾乳壁を照らし出し、
ぬめった岩肌は、よりいっそう生物的な躍動感を増徴させて、
私の生理的不快感をあおり、同時にあそこを濡れさせた。
・・・まるで蟻が餌を巣へ運ぶみたい・・・
ハッとした。ひょっとして私は食用に連れてこられたのではないだろうか?
ホールの奥にドサッと投げられた私の目の前には
屈強な一匹のイグアナが座っている。彼は他の三匹よりも巨躯で
ドッシリと構えたその姿から発する言いようのない威圧感に体がこわばった。
彼の座る石は複雑にうねり悪趣味に入り組んだ形をしており、
まさに玉座のようであった。
「あ、、あの、、」
見下ろす彼の蔑むような眼差し。・・・私はどうなるの?
「あなたが、、ここの王様ですか?」
獣の王は、その視線で震える少女の肢体を嘗めるように視姦する。
「、、、ぁ、どうか、、、食べないで、、、助けて下さい、、、」
生きたまま食われる。これ以上恐ろしい死に方があるだろうか。
「何でもやります、、どんなことでも頑張りますから、、、どうか!」
私を囲む4匹にかわるがわる泣きながら必死に土下座を繰り返す。
懇願。こんなところで死にたくない、、、パパにもママにも会えず、
こんなふざけた地獄の底で、死ぬのなんて絶対嫌だ!
でも、今の私に何が出来る?
・・・そう、今、私が彼等に出来ることなんて、あれしかなかった・・・
「あ、、王様、、、私を、、王様のペットに、、して下さい、、」
この発育途中の胸を、しなやかな白い指で自ら愛でながら、
腰をくねらせて、精一杯いやらしい女を演じた。
4匹の視線が雌の身体に突き刺さる。怯えながら私は自慰行為を始める。
学校で男子がHな本を持ってきたことがあった。不愉快だった。
人前にいやらしい姿を平気で曝けてる女が大嫌いだった。軽蔑していた。
なのに私は4匹のケダモノの前で、犯してもらうためにオナニーをしている。
恥ずかしくて、恐ろしくて、消えてしまいたい・・・
"グルルル、、ギ、ギ、"
硬く勃起した王様のおちんちんを恐る恐る甘く握り、この桃色の舌を歩ませる。
亀頭を掬うように、丹念な舌での愛撫を加え、ケダモノたちの視線を感じつつ
小さな唇の奥へ、それを潜り込ませた。
涙がまた頬をつたう。
ブルブルとわななく身体を必死に押さえて、彼のを愛おしそうに
音をたてながら口の中で舐めまわすと同時に、
自らの秘部にもか細い指先を侵入させて、
これからここへくる王様のために蜜を溢れさせた。
私は徐に潤んだ瞳でおねだりすると、獣王はまるでじらすように
一物の先を頬、首筋、乳房、腹へと陰鬱に滑らせて、
ゆっくりと濡れた花弁を押し広げながら奥へとめり込んでいく。
敏感なそこが欲望の肉塊を感じながら、その太くて長い物が
無理に根元まで収まり、思わずほのかに色付いた唇の隙間から
切ない嗚咽が漏れ、このケダモノとひとつに繋がっている
嫌悪と恐怖と快楽を噛み酔いしれた。
今この膣内は最高の具合にほぐれている。
「んはぁ、、王様の、、、大きくて、、ふ、深いぃ、、」
全身をほんのりバラ色に染め、少女は女となり、甘い香りを
振りまきながら、おぞましい淫獣と絡み合って混ざり込む。
獣王が本能にまかせて腰を突き出せば、ぴたっ!ぴたっ!と
肉を打つ野蛮な音をたて、私の叫びに共鳴してホールに響く。
まるでオモチャの人形のように乱暴な扱いで私を引き寄せると、
さらにその動物的な交尾のダンスはスピードを上げて行った。
剛直が子宮深く打ち込まれるたびに、私の咽奥から
熱い息が吐き出され、全神経で雄を感じながら喘いだ。
これはもう演技じゃない。
「ふぁ、、んっ!、、あはぁ、、王、様ぁ、、とどくぅ、、」
淫猥な痴態の極め。肉壁の圧迫に狂喜する獣王の
首筋から流れる汗を嘗めまわす。
「あ!あ!あひっ、ひぃぃん!、、あ、あん!あぅうんっ!」
"ギチギチギイィィッ!"
獣王は何も耳に入らない様子で、ただひたすら雌の強姦に没頭。
私は一番大切な一番深い聖域をメチャクチャに犯され続けるうち、
肉と肉のぶつかりい、擦れ合い、汗だくの肉体同士が
醜悪なまでの融合を繰り返す信じられないような状態に
視界はぼやけて・・・
悲しみの涙?絶望の涙?それても・・・歓喜の涙?
王様はこの雌の穴に夢中になって何も考えられなくなっている。
色付いた悲鳴はボリュームをいっそう増して悶えに悶えた。
やがて激情はピークに達し、お互いに絶頂の時が来ることを知る。
桜色の柔らかな私の肢体は一度よがるあまりビンッと海老反りしてから
残された全ての力で王様にしがみついた。
ふたつの乳房の膨らみは彼の胸板の下あたりでつぶれ、
汗がぴったりと肉体をくっつける接着剤と化し、獣王も抱え込むように
私を抱き締め、性器の入る限界を超える場所まで肉柱がうすまり込む。
「きっ!来て下さいぃィ!」
"ごっびゅるるぅっ!、ごびゅっ!、ごっびゅっ!、びゅるっ!、、"
「---  -  -- - --ぁ---  -ぁ- --」
ビクンッビクンッと激しく反応しながら私の赤ちゃんの出来る部屋で
イキまくるのを感じ、彼にしなだれかかる。魂がスッポリ抜かれたよう。
少し落ち着いてきたところで深く深呼吸し、とめどなく流れ込んでくる
濁流を心から受け入れる。ケダモノの王様も狂ったように濃いい濃いい、
子孫繁栄のための結晶液を肉蛇口から雌の中心へ出しきり、
萎えるまでの間、その余韻に浸りつづけた。
「、、、ぁぅ、、、ぁぅぅ、、王、様の、、ありが、と、、ござぃ、ます、、」
ぐったりと陶酔して私は気を失った。

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