12.イグアナ人間(その4)

来た。
ついにこの時が来たのだ。
おなかの膨らみはまだ人間の妊婦で3〜4ヶ月くらいなのに、
子供は自力で這い出そうと暴れてる。これを出産と呼べるだろうか。
「ひぃぃぃぃっくぅあぁっ!ああああっ!」
激しくのたうつ胎児は、やがて羊水をまき散らしながら
その姿を母の前に現わした。
全身が脱力して指一本動かすことができないほど疲労した17才の母親。
"ウギ、、ウギ、、、"
聴こえる、鳴き声、明らかに人間のそれとは異なったものが。
ゼェゼェと息をしながら涙を流す私。薄々気が付いてはいたのだ。
きっと人の子は生まれない。分かっていた。でも・・・
この子を 見るのが恐い。
生まれたばかりのそれは、内腿をつたい、腹の上を這って、
最近ようやく張りだしたおっぱいに吸い付く。
お乳を吸われてる・・・乳首が痛いくらい必死に・・・
恐る恐る我子を見た。
体長20cmほどの真っ赤な肉のナメクジ。
それ以外に思い付く例えなどなかった。
線非対称なところを見ると奇形児なのだろうか。
覚悟はしていたが、この子を愛していく自信はなかった。
それでも私は震える手で優しくヌメッた子供を撫でる。
「、、、いい子ね、、よく頑張ったわ、、、」
この子は私の子だ。私の卵子に彼等の精子が混ざって生まれた。
まぎれもなく私の子なんだ。
不安でたまらない。
でも、きっとこの子は私を愛してくれる。
この異世界で唯一、私を愛してくれる。
この子がいれば、もうひとりぼっちじゃない。
ヒルのようにミルクを吸いつづけるこの子を愛撫しながら、
幼い母親は再び子守歌を歌った。自分がしてもらったように・・・
出産から数時間で赤ちゃんはおっぱいを飲みながら脱皮した。
この短時間で50cmものサイズに成長し、
身体に貼り付かれているのがちょっぴり重かった。
体を起こしてわが子を眺める。すこし色が黒くなり
どことなくオオサンショウウオにも似ていた。
私は微笑んでこの子にキスをする。
「ポンポンいっぱいになったかな?・・・」
それがこの子の見た母親の最後の笑顔だった。
このすぐ後、王様が私からこの子を引き剥がしたのだ。
"ミ゛ィ ッ!"
「お、、王様、、、あなたの子ですよ、、、分かりますよね?」
王様はジロリと子供を見る。急に背筋を悪寒が走る。
「王様!どうかその子を返して下さい!お願いです、私なら・・・
私ならどんなことでもしますから、、、どうかこの子は、、、
まさか・・・やめてぇっ!」
私が王様に飛びかかった時、子供はすでに半身を食われ悲鳴を上げていた。
「だめぇぇぇぇっ!」
食べられてしまった。やっと育てていくと決心したのに・・・目の前で。
そして王様はそのまま放心する私をレイプした。彼等にとっては
子孫を残すことにすら興味はなかったのだ。ただの肉の穴に突っ込みたいだけ。
彼の口からは、まだあの子の肉の臭いがしている・・・

「ひっひゃああああ゛あ゛っ!」
メチャクチャに犯されながら腕に焼けた石を押し当てられる。
裂けんばかりに目を見開き絶叫する私を見ながら、
王様は満足そうに玉座から、いたぶられる雌を見下していた。
引き摺りまわされサッカーボールのように3匹に蹴り回される。
"どすっ!"
「hっぐ!」
精子で膨らんだ腹を殴られ、柔らかい肉にこぶしがめり込む。
ゲロゲロと吐きながら、フラつく私の髪を鷲掴みにした
若いイグアナは、そのまま油で濁った泉に私の顔面を押し込む。
呼吸できない苦しさと腹の痛みにもがきながらアナルを犯される。
頭をあげると若いイグアナが私の肩に噛み付いた。
「ぎぁっ、、、、ああああああっ!」
歯形から鮮やかな赤い雫が溢れ、それを見ていた不格好なイグアナが
ゲタゲタ笑いながら私の足に食らい付き、小指と薬指を食いちぎる。
「ひっ! ひっ! ひぃ゛いっ!」
食われてる、精液でドロドロになりながら全身に走る激痛。
逃げようとして片目のイグアナに掴みかかると、彼の肘が
私の左の眼球に入った。目を押さえて泣叫びながら地に転がる私。
お仕置き。
そう呼ぶにはあまりにも酷い粛正に精神は脆く崩れていった。
「助け、、て、、殺さ、ない、、で、、、」
握りつぶされそうなほど強く胸を揉みしだく若いイグアナの手がミルクに濡れる。
股を開かされ、膣に生きたイモムシを何匹も捩じ込み、上から足で
踏みつぶす不格好なイグアナ。火傷や打撲、食いちぎられた指。
ドロドロの腹の中、視力を失った左目、死ぬ、死んじゃうっ!
「ごめ、、んなさい、、、もう、しませ、、ん、、、
殺さないで、、、お願いしま、、す、、死にたく、、ない、、」
私がバカだった。
王様に噛み付くなんてどうかしてる。
この方たちは私の御主人様なのだ。
私はペットだ。
私は玩具だ。
私は便所だ。
わきまえなければならない。全身の痛みが教えてくれる。
ボコボコにされて、暴力的に犯されて、殺されるなんて絶対嫌だ!
今までどおり御主人様たちとSEXして、もっとHで気持ち良くして、
その結果を、このあさましい子宮いっぱい貰うだけ・・・
肉奴隷としての技術も、この身体に染みつけよう。
おちんちんを美味しそうにしゃぶりまわして、汗だくになりながら
下のお口でくわえ込んだら、感謝を込めて腰を揺すろう。
ただひたすらこの小さな肉体で御主人様を愛せばいい。
そして、また赤ちゃんを孕んだら、その子を王様に差し出そう。
私の子だもの、きっととっても美味しいよね、、、アハ、アハハ!

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