13.イグアナ人間(その5)

あの拷問から4〜5日が過ぎたと思う。
私はすっかり調教され、あれほど恐ろしかった御主人様たちも
今では、ちんこに甘える少女を愛撫するほど受け入れていた。
そのたび私はこの貧弱な肉体の全てを使って奉仕するのだ。
男の人の気持ち良いこと、感じる場所なんかをいっぱい勉強して
私自信も感じやすくてイキやすい淫乱娘になっていく。
今、思い返せば、あの出産の苦しみすら快感だった気がする。
「あん!御主人様、またほのかを孕ませて。」
4人の御主人様が1匹の甘えん坊に群がった。
王様が私の両足をグイッと開かせたので、少女は自らその
細い指先で蜜に濡れる秘境へと、来るべき方を誘った。
「ぷはぁ・・・王様、太いですぅ・・・」
気狂いじみた言葉を発しながら、背後からはあの若い御主人様が立ち、
少女の白い首筋に、血管浮き立つ凶々しい男根を押し当てる。
「はい、美味しそうです。あ〜ん、、はむはむむぅ・・・むぐむぐ」
口の中で念入りに嘗めまわし、吸ったり甘く噛んだり刺激した。
びゅるるんっ!
王様は子供の出来る部屋で思いっきり爆ぜても、
まだ腰のスライドを止めない。一息つくまでだらしなく出しきると、
今度は若い御主人様の子供達が、お口の中に飛び出した。
すると今まで眺めていた片目の御主人様が自分の番を待ちかねて
王様に怒鳴る。さっさと替われということだろう。
「喧嘩はやめて下さい、ね、私にはもうひとつ穴がありますから・・・」
まるでサンドイッチ。私は再び膣内でムクムクと勃起した王様に
だっこされて、挟むように片目の御主人様にアナルを差し上げた。
「はうぅっあっ! 肉一枚隔てて2本がゴリゴリ鬩ぎあっ、、あうん!」
17才の幼い女性体は、彼等の強引なステップに踊らされ、
まるでゼンマイが壊れたかのように加速しメチャクチャになっていく。
3匹で1匹になっているコレは全員が同時に絶頂へと達した。
ゴゴュルッ!、、、どびゅんっ!
どく、、どく、、どく、、どく、、どく、、、、
「ふぁ、、、ぁ、、、、、ぁ、ぁ、、、、、」
2本の串刺しになったまま命の濃縮エキスを限界以上植え付けられて
イキまくる。脳のシワが全部消えてしまうくらいの快感。
次は復活した若い御主人様と不格好な御主人様の番だ。
本来無意識に強ばる肢体も、完全にガードが解けて、だらりと又を
開きながら次の恋人を待っていた。まず不格好な御主人様。
ぐちゃりと工場の中へ子作りの炉心を搬入する。ピストンは3分ともたない。
ずびゅるんっ! びゅる! びゅ!
「あぁぁああ゛ー・・・私の中の卵が寄ってたかって蹂躙されて、、るぅ」
私はおへその上まで埋まっている亀頭をお腹の上からぐっと押し、
同じようにもう片方の手で下腹部をギュッと圧迫すると、そのあまりの
刺激に彼の射精作業は力強くなり、手を跳ね除けようとするがごとく
少女の腹の底でしなり上がる。こうすると自分の精液で御主人様が
不快な思いをせずにすむだろうというほのかなりの配慮であった。
しかしほのかにしてみれば、腹がドロドロにザーメンで膨れ上がっていて、
不快の極みであったが、それでも嬉々として若い主人を誘う。
「ハァ・・・ハァ・・・いかがですか私の中は・・・温かいですか?
気持ち良いですか? 良い返事は子宮に下さいね。」
少女は腰を上下させながら徐々にスピードを上げて行く。
ある程度それが続くと頃合を見計らって、腰を押し込み、グッと根元まで
くわえ込ませると、前後に揺すったり、結合部に体重の全てをかけて
石臼を引くように自分の中を捏ね回した。やがてピークを迎えて・・・
「あふぅ、あ、やん。、、ごひゅじ、ん、さまぁ、、、ひっ、、、
赤ちゃんの素を、、赤ちゃんの出来るところに、、、吐き出して、、、
メチャクチャにぶち撒けて、、孕ませて下さいィィッ!」
下腹の芯を焼かれるような衝撃。視界は真っ白に飛んで何も考えられない。
おっぱいも音を立てながら吸いあげられながら、子供を作るのに必要な
全ての器官の中は満液し、それを上から揉まれ、シェイクされた常識的に
あり得ない分量の、精液という名の害虫が全身を混沌と支配していく。
私はプツンと何かが切れたように気を失った。

あれ?ここ・・・どこだろう・・・
見渡すかぎり淡く白く、そして優しくて暖かい・・・
あ、この香り・・・すこし強めの・・・花の香り、
懐かしいな・・・通学路に咲いていた・・・
キンモクセイ・・・
そうだ、思い出した、橙色の小さな花で、
塀の剥こうからいつもこっちを覗いてる・・・
ん?・・・鈴の音?
私のほうを見てるのは、小さな友達、
フェレットのチンプイだ。
「・・・迎えに来てくれたんだね」
チンプイは微笑む私の肩にチョコチョコと
よじのぼってフワフワした体をすりよせてくる。
「会いたかったよ、、、ずっと、、、
ずっとひとりぼっちで寂しかった、、、」
涙が頬をつたってチカプイの鼻先にその暖かい雫がおちる。
「さぁ、、行こ、、、」
全ての苦痛から解放された私の体は、軽く軽く・・・
やがて視界は真っ白に輝いて・・・
そのまま光の空へ・・・

全身に走る虚無。この白い肢体に飛びついた赤い斑点は私のじゃない。
気がつけば目の前に転がる片目のイグアナ。私の降りおろした
サーベルで、ザックリと脳みそまで割れている。
・・・私、何してるの?
気が付いた獣王が怒り狂って突進してくるのを紙一重でかわした。
勢いあまった獣王はバランスを崩して玉座の後ろへ転がり込む。
あの地面から噴き上がる炎、それが彼に襲い掛かった。
火だるまになりながら絶叫する王様を見て慌てふためく不格好なイグアナ。
私はハァハァと息を荒げながらサーベルを握る手に力を込めた。
陽炎のように揺らめく私の巨大なシルエットが不格好な
イグアナを飲み込んでいる。彼が私を見ながら狼狽えている・・・
彼が生まれて初めて感じる感覚だろう。"恐怖"の始まりだ。
もがき苦しみのたうちまわる獣王が、渇いた死骸の山や
巣作りのための朽ち木などに転がり込み、洞窟内を火の海に変えていく。
「く、、くく、く、、、アハ、アハハッ!」
笑ってる・・・私の咽の奥から・・・笑いが込み上がる。
「キャァァァァァァァァァッ!!」
奇声を上げながら全速力で走り込み、不格好なイグアナのミゾオチに
サーベルを突き立てた。鮮血が私を濡らしながら四方へ躍り出る。
全体重を乗せて刃をグリグリと押し込むとバキッと彼の中で刃先が折れる音。
その頃には獣王も息絶え、不格好なイグアナも絶命寸前、片目は即死だろう。
その場にサーベルを捨てて、黒煙の上がり始めた洞窟から外へ出た。
外は雨が降り注いでいる。
フラつく体を無理に歩かせながら、自分の力に驚いていた。
「私って、、、あんなに強かったんだ、、、」
無我夢中だった。
もう笑いは出てこない。
なぜあんなにしてくれた御主人様を・・・
餌を与えてくれて、可愛がってくれた御主人様を・・・
殺してしまったのだろう・・・
あの若いイグアナだけはいなかった。でもすぐにこの煙りを見て
戻ってくるに違いない。そうしたら私は・・・
もうあの花の香りも鈴の音もしない。
私のボロボロに傷付いた身体は再び、
黒い肉欲に満ちた森の中へと消えていった。

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