今度は島の反対側へ出た。とは言っても、
絶壁から絶壁の間を行き来しているだけで、
絶壁の先は分からない。少なくとも絶壁の中、
つまり私の行動できる範囲は、そう広くもない。
覚えた場所もいくつかあるし、食べ物にも困らなくなった。
ただ、やはり無人島なのは間違いなく、
人間には誰ひとり出会っていない。
「パパぁ・・・」
近藤はパパの勤めていたS.E.L.の上司だと言っていた。
パパがこんなことに加担していたなんて信じられない。
ヘリでここへ連れてこられてからだいぶ経つ。
この淫欲の渦巻く樹海の中、全裸での生活にも慣れてきた。
ママの顔も、綾ちゃんの顔も忘れてはいない。
でも、だからこそ押し潰されそうになる。
犯されたい・・・
彼らにレイプされている時は、何も考えず、それだけを感じる
ただの肉のかたまりになれる。思い出も何もかも忘れて・・・。
「・・・!」
この気配、彼らだ。私はすぐに走って探す。
いた。間違いない。それも2匹。・・・でも様子がおかしい。
睨み合い、唸っている。威嚇の遠吠えに私は全身ビリビリして
その場にへたり込んでしまった。理由は分からないが
喧嘩をしているのは明らかだ。
「あ・・・」
ふたりの彼がこちらに気付いた。苛立ち淀んだ視線が絡み付く。
まただ、こんな状況にもかかわらず私のここは反応している。
まず、全身がブニョブニョとした臓物で凝り固められたような
トカゲの姿をした彼が、私の香りに釣られてやってきた。
「あ、、トカゲさん、わたしの、、、わたし、」
しどろもどろ恐ろしさと恥ずかしさの渦中、自慰を始める私。
怒りも憤りも、雌を間近にした興奮と混ざりあってかき消えたか
もうひとりの大きな口を持つ、というより肩から頭部にかけてが
口そのもののような凶暴なフォルムをした彼も一緒に
切ない桃色の喘ぎ声に当てられて、こちらににじり寄って来た。
ギンギンに膨張させたふたりは、食い入るように私の蕾を見つめ
匂いを嗅ぎ、舌で味を確かめる。
「や、、優しく、、、お願いします」
熱く噎せ返り、汗が止まらない。私は上の口で大口の彼を
下の口でトカゲの彼を飲み込んで、良がり狂った。
本能に身を任せた激しいダンスは3匹をひとつに繋げて、
悪夢のような現実から遠ざかった幻想の異世界へ連れ去る。
咽や子宮の奥深くでゴリゴリと欲望を味わいながら、
獣臭さと隠った嗚咽、そして濡れた肉体を打つ音が辺りに充満した。
"ドビュルッ!"
咽の奥に感じるマグマの噴出、それを無理矢理飲みながら目に
涙をいっぱい溜めて、彼の息子をきつくしゃぶり追い討ちをかける。
"ごぴゅっっ!"
おなか深くに打ち込まれたマグマも、同じように飲み込んで、
断続的に跳ね上がるおちんちんを膣ヒダできつくしゃぶった。
そんな悦楽の瞬間、突然二本が根元まで刺さったまま
エレクトして私の体の上に血と肉片がこぼれ落ちてくる。
「!!」
私はふたりに起きた異変を理解して驚愕した。
食ってる。
大口の彼が肉トカゲの頭を喰いちぎったのだ。
私の胸や腹の上にボトボトと生暖かい異物が降り掛かる。
しかし肉トカゲは死んでいない。なんと食われた首口から
肉が盛り上がって新しい頭を作ろうとしている。
それすらも容赦無く食らいつく大口の彼。まさに地獄絵図だ。
ふたりは私に根元まで突っ込んだまま壊れたように射精をやめない。
食いながら、食われながら、私たちはイき続けた。