こんなにたくさんの淫獣を、かつて見たことがあっただろうか。
彼らは蝙蝠のような触覚を有して成人男性くらいの大きさである。
頭のあるべき場所には何もなく、肩から先が奇妙に盛り上がり、
顔と思われる部分には目も鼻もなく縦に割れ目があった。そこから
ミョロミョロと細長い舌が素早く覗いたり引っ込んだり。胴体には
ヘビがたくさん貼り付いたようなみみずばれっぽいものが出ていて、
手足の関節は人とは逆の方向へ曲がっている。
ギィギィと壊れたバイオリンのような鳴き声で泉に群がっていた。
その数、およそ20匹。 私はガクガクと震えた。
恐怖ではない、これはきっと…歓喜の震え!
「御主人様ぁ♥」
美女の甘く切ない歌声に彼ら全員がおっ勃てていた。
来る…20数匹のスケベなケダモノたちが、たった一人の女を犯しに。
きっとこの口も、おしりも、手も、腿とふくらはぎの間も、胸の谷間も
脇と二の腕の間も、もちろんあそこも、穴という穴を男のマグマで満たして来る。
笑いが止まらない。
「あは…あはは♥ 欲しいのぉ、赤ちゃんの出来るミルク…
いっぱい欲しいのぉ♥」
せまり来る好奇心。全身はふるふると揺らぎ、甘い花びらが涎を流す。
淫獣はいっせいに群がり性欲のはきだめをむさぼった。
もうどっちがセックスモンスターだか分からない。
…どれほどの時間、彼らに輪姦されたのか…
頭のてっぺんからつま先まで精液でぐちゃぐちゃに塗れた私は
仰向けに寝そべり、無気力にバンザイしたまま、だらしなく
がに股で大股開きしている。自分の意志ではもう指一本動かせない。
無頭獣たちはメチャクチャに私の全身を使ってヌくのを止め、
やはり子宮へ種子を送り込みたいらしく、いつの間にか暗黙の了解で
順番に並んぶと、ピクピクと放心する少女の股間に腰を刺し入れ、
まるでノルマの与えられた作業のように、コンスタントに生殖して行く。
出しては次、出しては次と、交替しながらスッキリと欲求不満を
解消していく彼等に替わって、17才の小さなおなかは何匹分もの
苛立ちや蟠りをねじ込まれ、ふくれ上がっている。たまらない・・・♥
吐きそうなくらい気持ち悪いはずなのに、何度中で射精されても
イッてしまう。腰が抜け「アゥ、、アゥ、、」と意味不明の言葉が
激しいのファックたびに口から漏れる。
気持ちいい。
ここは天国。
パパもママも、もういらない。
あの世界などもういらない。
ここはこんなに気持ちイイんだから。
あふれ出す。
垂れ流す。
背徳の宴の中、
それだけが真実だった。